「うおぉぉぉっ! 当たれぇぇぇッ!!!」衛兵たちが一斉に矢を放つ。
しかし、凄まじい速度で空を舞うドラゴンには、狙いを定めるのすら難しい。
よく訓練された衛兵たちでも、数本の矢を命中させるのがやっとだ。
だがそれらも、凄まじい飛行速度と分厚い鱗に阻まれ、体に突き刺さることはなかった。
「クソ! 何本かは当たったが…全部弾かれちまってる!!」
「なんて分厚い鱗だ!」
そう、ドラゴンの全身を包む鱗である。
鋼鉄の鎧のように頑丈で、革の鎧のように柔軟な鱗で全身を覆うドラゴンは、とんでもない防御力を持っていたのだ。

矢の嵐をやり過ごしたドラゴンは、塔の上空で旋回したかと思うと、一気にこちらへ向かってきた!
衛兵たちが一斉に緊急退避する。
「!! く、くるぞ!? 逃げろーッ!!」
ズドォォォンッ!!!!「うわっ!?」
ドラゴンが着地した瞬間、衝撃と爆風で土煙が上がった。
一瞬の静けさの後、目の前を覆う土煙が風で流されると、そこに鱗を夕日で赤く染めた、ドラゴンがいた…!
続きを読む
スポンサーサイト
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/08/26(金) 03:21:49|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:4
「それじゃ頼んだぜ、フロッグ!」
「俺に任せておけ!」ニヤっと笑って、酒場『酔いどれハンツマン』へと入って行くフロッグ。
フロッグは、この酔いどれハンツマンで盗賊ギルドとの連絡を付けることになっていた。

ソリ-ヌ・シュラルドの協力を得ることに成功した俺たちは、もう一人の探し人
『ガンマー』を追って、ホワイトランに来ていた。
盗賊ギルドからの情報によれば、今夜、ガンマーの直近の行動がわかるという。
続きを読む
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/08/15(月) 21:50:22|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:7
「おー、良い景色だなー!」
そびえ立つ切り立った岩山の間を縫って流れる
カース川。荒々しくも美しい、リーチの風景を眺めながら、俺たちはソリーヌ・シュラルドを追っていた。
情報によれば、彼女はドラゴン・ブリッジを出た後、このカース川の上流方向へと向かっていったという。
「今は…ここだな。 南に向かって伸びているのが、カース川の本流だ」
「んじゃ、あっちだな。 あの滝がある丘の向こう側に、遺跡があるんよ。
ドゥーマーヲタクが向かうとしたら、多分そこだ」
フロッグの言う遺跡とは、
『ディープ・フォーク・クロッシング』と呼ばれるドゥーマーの遺跡らしい。
方角から推測すると、彼女はこの遺跡目指している可能性が高いのだ。

「それにしても、リーチはヤバいところだな…。
この雄大な景色を楽しむ余裕はなさそうだ」
「あのヒャッハー集団、とにかく懲りない連中だからなー。
あの執念は、ある意味ノルドの頑固さよりメンドクサイじぇ」
実は、俺たちはここに辿り着くまでに、何度もトラブルに遭ったのだ。
その結果、ドラゴン・ブリッジを出てから、既に丸一日が過ぎていた。
続きを読む
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/08/01(月) 21:00:58|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:3
「ぐあッ!?」突然、暗がりから何かが飛んできたと思ったら、体に激痛が走った。
ファルマーの罠をやり過ごした俺たちを、今度は
魔術師のファルマーによる熱い出迎えが待っていた。
オブリビオンから疑似物質の刀剣を召喚するファルマーに対し、俺は明王を抜いて向き合った。
だが、正面のファルマーに気を取られ、召喚光の影に紛れた伏兵に気付かなかった。
「(これは…
毒…か…!?)」
暗がりから飛んできた青緑色の気色悪い液体。
液が触れた皮膚、そして筋肉が激しく痛み、熱を帯びているのが自覚できた。
これは
体力減退の毒…! 触れるだけで生命力を一気に奪い、死に至らしめる強力な毒だ。
「ギチギチ…」「…ッ!」
強烈な痛みで膝をつく俺の前に、暗がりから毒の使い手がその姿を現す。
こいつがシャウラス!
文献でその存在は知っていたが、実物を見るのは初めてだ。
シャウラスはギチギチと不快な音を立てながら、怪しく光る眼でこちらを見た。
その獰猛なアゴを大きく開き、今にも襲い掛かろうとしている…!
まずい、痛みで…体が動かない!! 続きを読む
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/07/24(日) 04:21:12|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:6