ザンッ!明王の一閃がトロールの胴体を両断する。
先ほどまでトロールであったそれが、ファイアボルトの炎に焼かれながら崩れ落ちた。
「ふぅ、何とかなったか…。
街道にトロールが出てくるとか、ここらは一体どうなってるんだよ…」
俺の名前は『シン』。 最近一人旅を始めた冒険者だ。
ただし、これは本当の名前ではない。俺には自分の名前の一部に『シン』という文字が含まれていたことを除いて、全ての記憶がない。
これまで、日銭を稼いでは毎日を過ごす生活をしていた俺。
だがある日、冒険者になることを決意、剣を取って街の外へと飛び出したのだった。
街を出た俺は、ホワイトランの周辺で素敵な女の子たちと出会う。
彼女たちと共にいくつかの冒険を経験し、ほんの少しだけ強くなることができた。
彼女たちとの冒険はとても楽しく、その冒険を通じて街への貢献も果たした。
だがいつしか、俺はそんな彼女たちの優しさに甘えてしまっていた。
このままでは、これ以上強くなれない。
そう思った俺は、一人の冒険者として、男として、今よりもっと強くなるために一人で旅をすることを決めたのだ。
そして今、吸血鬼ハンターの集団
『ドーンガード』に加わるため、リフト地方へとやってきたのだった。
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/02/26(金) 00:01:00|
- スカイリムRP シン
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見慣れた天井。
ここは、バナード・メアのいつもの部屋だ。
「ホワイトランに来てから、もうすぐ4か月かぁ…」
エルダーグリーム聖域から苗木を持ち帰ってから、数日が過ぎていた。

「この数日、いろいろなことがあったなぁ…」
俺は見慣れた天井を眺めながら、ぼんやりとこの数日の出来事を思い出していた。
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/02/13(土) 23:46:03|
- スカイリムRP シン
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「わぁ…。 キレイ…!」洞窟を抜けた先に広がっていたのは、この世のものとは思えない風景だった。
天井の亀裂から流れ込んでいるのは温泉の湯。 差し込む光が立ち上る湯気に反射して、洞窟の中を明るく照らしている。
そのあまりの美しさに、思わず見とれてしまう俺たち。
これほどの美しさを見ては、自然の恵みの素晴らしさを感じずにはいられなかった。

「ああ…夢の中にいるみたいだ…。
ついにここまで辿り着いたんだな…まだ信じられないよ!」
長年の夢を叶えたジョンドレレ。
よほど嬉しいのだろう。 いかつい顔には似合わない涙が、その両目から流れている。
「よかったな、ジョンドレレ!」
「ああ…ありがとう! 私は今日この時のことを、生涯忘れないだろう!」
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/02/05(金) 01:00:00|
- スカイリムRP シン
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