翌朝、俺たちはソリチュードの市場を散策していた。
「わぁ…活気のある街ですわね。
ホワイトランとはまた違った雰囲気で、素敵ですわ」街の散策は、セラーナからの提案だった。
日中の日差しは気になるようだが、彼女自ら街を見てみたいと言ってきたのだ。

「(そうか…城からソリチュードを眺めていたって言ってたっけ…)」
吸血鬼である彼女は、外の世界を自由に出歩くことはできない。
ましてやお城の箱入り娘ともなれば、なおさらだっただろう。
彼女にとって外の世界は、きっと憧れの場所だったのだ。
続きを読む
スポンサーサイト
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/05/28(土) 00:26:39|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:3
昼が近づいたころ、俺たちは
ドラゴン・ブリッジに辿り着いた。
「こんな場所に村があるだなんて…すごいところですわね…」
ドラゴン・ブリッジは、その名のとおり、
竜を模した巨大な橋で有名な村だ。
カース川をまたぐこの橋は、かなり古い時代から存在することはわかっている。
だが、いつ頃作られたかなど詳しいことはわからないという。
「セラーナは、この橋のこと、何か知らないか?」
「残念ですけど、存じ上げませんわ。 でも、とても立派な橋ですわね」
竜を模した橋。
スカイリムの遺跡には竜の文様が見られるが、この橋もドラゴンに関係のあるものなのだろうか。

「だいぶ時間がかかりましたわね。 さ、宿を探しに行きましょう。
今夜の旅は、わたしも疲れましたわ…」
「そうしよう。 俺も少し…疲れたからね。 ふあぁぁあ…」
「あら、大きな欠伸ですこと」
ドラゴン・ブリッジに辿り着くまでの旅は、想像以上にハードな旅だった。
何とか無事に辿り着いたものの、俺とセラーナの疲労はピークに達していのだ。
続きを読む
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/05/20(金) 21:04:59|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:5
「これは…リンゴの木ですの?」
「ああ、そうだよ。 それにしても、よく実ってるなぁ」
ロリクステッドの果樹園には、真っ赤なリンゴが実っていた。
手入れが行き届いているのだろう、とても良い色艶をしたリンゴだ。
セラーナは、赤い実がぶら下がる枝を見ながら目を輝かせていた。

「さ、そろそろ宿に行こうか。 日差しがキツくなってきただろ?」
「あ…そ、そうですわね。 あまり日の光を浴びては、お肌が荒れてしまいますわ」
少し残念そうな顔をするセラーナ。
肌が焼けるほど熱くても、本当は、もう少し見ていたかったのだろう。
果樹園を後にした俺たちは、村の宿屋『フロスト・フルーツ』へ向かった。
続きを読む
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/05/13(金) 00:00:01|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:7
「う~っ…冷えてきた…!」
夜も更け、荒野の気温はぐんぐん下がってきた。
冷たい空気に体温が奪われ、手足が冷え始めている。
「セラーナは大丈夫か? 寒くないか?」
「大丈夫ですわ。 この程度の寒さなら、吸血鬼には何の影響もなくてよ」
毛皮のマントを羽織りながら、少しだけ吸血鬼が羨ましいと思ってしまった。
スカイリムで生きていくには、何より寒さに適応しなくてはいけない。
そういう意味では、吸血鬼はスカイリムの過酷な環境に適応した種族とも言えるのだろう。

「…? シン、あれは何ですの?」
街道を歩いていると、道の脇に石造りの建造物が見えた。
自然にできたものではなく、かなり古いものだとわかる。
「人工物であることは間違いなさそうだけど…行ってみるか?」
「そうですわね…それじゃあ、ちょっと見てみましょう。
せっかくの旅ですし、少しくらいなら寄り道も悪くないですわ」
続きを読む
テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム
- 2016/05/06(金) 00:00:01|
- スカイリムRP シン
-
-
| コメント:8