The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第12話 始動! 運命の大事件。

「あったぞ。 この本だ」

俺たちはドラゴンズリ-チに来ていた。
次の冒険で相手にするであろう、ハグレイヴンへの対策を練るためだ。

「『エルバン動物寓話集:ハグレイヴン』?」
「ああ。 この本はハグレイヴンとの戦いを自伝風に描いたお話なんだ。
 この作者の本は見た目や特徴とかを細かく描いているから、戦う前に読んでおけば役に立つかと思ってね」

ここに資料があったはず

ハグレイヴンは邪悪な魔術を使う存在で、魔女の成れの果てと言われている。
普段は人里から離れた場所に篭っているが、近付く者には容赦なく攻撃してくる危険な相手だ。

ネトルベインを手に入れるには、そんなハグレイヴンを打ち倒さなければならない。







「ハグレイヴンは強力な魔法を使ってくるみたいだね。
 作中では盾で防いでいるから、防御できない魔法ではないようだけど」
「片手で扱える武器と盾を使って、防御しながら戦うのが良いでしょうか?」
「うーん…魔法の攻撃は魔力の属性が関わるから、盾があればいいってわけでもないんだよね」

本の内容は思ったより役に立った。
ハグレイヴンの対策には、つまるところ「魔法耐性を高めることが必要」ということだ。

「ひとまず、ファレンガーさんに相談してみよう。
 俺が防御魔法を使えるようになれば、俺が防御役、アマメが攻撃役って具合に戦うこともできるからね」

魔法耐性を高めるには、防御魔法を使うか、装備に防御魔法を符呪すればいい。
一人で戦うのは難しいだろうが、仲間がいる今なら防御魔法さえあればやりようはいくらでもある。

俺たちはファレンガーさんからいくつかの魔法を購入すると、オーファンロックへと旅立った。

ハグレイヴンのことを知ろう











「今日は良いお天気ですね」
「このまま晴れていてくれれば、ヘルゲンまでの道のりも随分楽になるね」

目的地のオーファンロックは、ヘルゲンの北東にある。
そこで、まずはヘルゲンを目指すことにした。
ヘルゲンを拠点にすれば、気温が低いヘルゲン周辺での行動が格段に楽になる。
宿屋で一夜を明かし、明朝からオーファンロックに挑めば、万全の体制で挑むことができるというわけだ。

ホワイト川の上流へ









ホワイト川の川沿いを歩いて数時間。
街道の先に、ホワイトランとファルクリースの境目の村、リバーウッドが見えてきた。

「この辺りは川の流れが穏やかなんだね」
「村の横を流れる川で釣りもできるみたいですよ。 ホラ、あそこに魚が干してあるの、見えますか?
 リバーウッドには何度か野菜を届けに来たことがあるんですけど、長閑な村ですよね」

川岸に、鮭が吊るされているのが見える。
一般的に上流の鮭は味が落ちるというが、この時期に獲れる鮭は栄養が損なわれておらず、美味いのだとか。

「ホワイトランみたいな『街』ではないけど、こういう雰囲気も悪くないなぁ」

リバーウッドが見えてきた









リバーウッドに到着した俺たちは、食事をしながら地図を広げ、ヘルゲンまでの道のりを確認していた。
今のところ旅はとても順調に進んでいる。
この分なら、ヘルゲンまでは問題なくたどり着けそうだ。

「ここからヘルゲンまでの道だけど、西の街道と南の街道、どっちを進むほうが良いかな?」
「西の街道は、途中の鉱山に山賊が出入りしてるって噂です。
 南の街道には獣や山賊が出るって話は聞かないですけど、坂道が急だからちょっと大変ですね」

獣や小規模の山賊なら、十分な装備に加えて仲間もいる今はそれほどの脅威ではない。
だが、今回も目的はあくまでネトルベインの入手だ。
強敵であるハグレイヴンとの対決が待っている以上、トラブルはできるだけ避けるべきだろう。

「それじゃあ、南の街道を行くことにしよう。
 どっちの道も距離は同じくらいだけど、できるだけ安全な道を歩く方がいいからね」

旅は順調

「あの…お二人はもしかして、ヘルゲンに行かれるんですか?」

ふと、後ろから声をかけられた。 振り向くと、ローブを着た女性がこちらを見ていた。
結構な美人さんだ。 静かな青い瞳に、白い肌がよく映える長い黒髪の女性だった。

「ええ、これからヘルゲンに向かうところですよ」
「ごめんなさい。 お二人の話しを立ち聞きしてしまって。
 実は、私もヘルゲンに向かおうと思っているんです。 ただ、一人だとちょっと不安で…」

黒髪美人はファルクリースからヘルゲンを目指す途中で山賊の襲撃に遭い、リバーウッドに逃げてきたのだという。
道を戻ってヘルゲンに行こうとしたのだが、また山賊に出くわすかもしれないので、出るに出られなかったのだそうだ。

「よかったら、私もヘルゲンまでご一緒させてもらえませんか?
 あ、氷の破壊魔法が使えますから、何かあってもお邪魔にはならないと思います」
「シンさん、どうします?」
「そうだね…。 うん、ヘルゲンまでの道のりくらいなら、いいんじゃないかな?」

俺は少し考えたが、彼女からは特に危険を感じない。
ヘルゲンまでの道のりを同行する程度なら、問題はないだろう。

「ありがとうございます。
 私、沙(シャ)っていいます。 よろしくお願いします!」

沙がペコリとお辞儀をした。 彼女の柔らかな髪がふわりと揺れる。
艶のある美しい黒髪を見た俺は、「悪くない」と思った。

ん? 俺って、黒髪フェチだったのか…?

こうして新に沙が旅の仲間に加わった。

私も一緒に行っていい?

「シンさん、彼女と一緒に行くのはいいんですけど、彼女の装備はどうします?」
「あ、そうだね。 材料は…防具一式分くらいの革ならあるか。
 よし、村の鍛冶場を借りて、防具を作っていこう」

沙が身に着けている武具らしい武具は、鉄のダガーだけだった。
さすがにこれだけでは危険だろう。

「いいんですか? ありがとうございます」
「あり合せの材料で作るから、防御力は気休め程度だけどね」
「重たい鎧じゃなく、軽い鎧が良さそうですね。
 それなら…こんなデザインはどうです? 彼女には良く似合うと思いますよ」

いつの間に描いたのか、アマメが防具のデザインを見せてきた。
あまり時間をかけるわけにもいかないので、ここはアマメのデザインを採用することにしよう。
俺は村の鍛冶場を借りると、早速作業に取りかかった。

装備を整えよう











「よし、できた!」
「わぁ、素敵! よく似合ってますよ!」

アマメの手伝いもあって、防具はすぐに完成した。 切り出して慣らした革をつなぎ合わせた革鎧だ。
短めのスカートから覗くフトモモが眩しい。 露出が多めなのは、アマメの趣味だろうか。 うむ、良い仕事だ。

「ちょ、ちょっと恥ずかしいですけど、動きやすいし、頑丈な防具ですね」
「どこか窮屈だったりしない? 胸が大きいから、しっかり収まるようにしないと…」
「あ! だ、大丈夫です! ピッタリです!」

採寸している最中、何度か沙の艶っぽい声が聞こえたのだが、何があったのだろうか。
アマメの採寸がとても正確だったおかげで、防具を作るのはとても簡単だったのだが…。
採寸の様子は是非ともこの目で見たかった。

よく似合ってる!

「それじゃあ、出発しようか」

俺たちは予定通り、南の門から街道へ出た。
ここから先はすぐに雪が降り積もる山道に入る。 天候が悪くなる前に、ヘルゲンにたどり着きたいところだ。

「防具を作っていた時間を含めても、まだ予定通りですね。
 このまま行けば、夕方前にはヘルゲンに着きますよ」

旅は順調、天気は良好。 おまけに二人の美人との旅。
今回も楽しい冒険になりそうだ。

ヘルゲンへ











「見えてきましたね。 あれがヘルゲンの砦ですよ」

アマメの指差す先に、監視塔が見えた。
ヘルゲンはファルクリースに属する街だが、シロディールからスカイリムへの玄関口であるため、立派な要塞が築かれている。
内戦の影響でキナくさい雰囲気になっているようだが、比較的治安は良いらしい。
まだ日も高いし今ならゆっくり休めるだろうから、宿を取ったら少し街を見てまわろうかな?

「ところで、沙はヘルゲンに何をしにいくつもりだったんだ?」
「ホワイトランで待ってる友達へのお土産に、ハチミツ酒を買いにいくつもりだったんです。
 ジュニパーベリーが入ったハチミツ酒で、ヴィロッドって方が作っているらしいですよ」
「へぇ、それは美味そうだなぁ」

ジュニパーベリー入りのハチミツ酒か。
ネトルベインを手に入れたら、帰りに買って……

ヘルゲンが見えてきた


グオォォォォオオオッ!!!!


「な、なんだ!?」

突然、轟音が響いた。
いや、これは獣の遠吠えか? 今まで聴いたことのない鳴き声だが…

まて、獣にしてはあまりにも声が大きすぎる。
マンモスより大きな体でもないと、こんなに響く声はありえない。

「シ、シンさん! あれ!」

沙が指差した先を見ると、巨大な影が宙を舞っていた。
大きな翼…巨大な鳥? いや、違う。


あれは……ドラゴン!?


何だあれは!?

巨大で真っ黒な翼を広げ、空を舞うその姿は、伝説に出てくるドラゴンそのものだ。
俺は自分の目を疑ったが、目の前にいるその怪物は、間違いなくドラゴンだった。

「(まずい! ここは危険だ!!)
 みんな、隠れ…」

俺は身を隠す場所を探したが、こんな街道のど真ん中に上空の目から隠れられる場所はどこにもない。
あんな怪物に襲われたら、ひとたまりも無い…!!


万事休すか―?


グオォォォォオ……!!


俺は死を覚悟した。
だが、ドラゴンは俺たちに見向きもせず、北の空へと飛び去ってしまった。

「いっちゃいました…ね」
「どうやら私たち、助かったみたいですね…」

突如現れた伝説の怪物に、俺たちはただ驚き、立ち尽くすしかできなかった。
なんとか助かったらしい。 運がよかった。
怪物にとって、俺たちなど目にも映らない存在ということかだろうか…。

「待てよ…? 今、あいつどこから飛び立った!?」

安堵と同時に、俺は今起きているであろう事態に気が付いた。
ドラゴンが現れた瞬間を思い出す。 ヤツは…

「ヘルゲンの街から飛び立っていたように…見えましたよ?」
「まさか…街は…!?」

ドラゴン!?

俺たちは大急ぎで坂道を登り、砦の門を蹴破るように開いて、ヘルゲンの街に入った。

だがそこは、すでに街ではなくなっていた。

「こいつは…ひでぇ…」

焼け焦げたニオイが漂い、家々から昇る煙が一面に立ち込めている。
ヘルゲンの街は、何もかもが焼き尽くされていた。

焼き尽くされた町

「おーい! 誰か! 誰かいないか!!」

廃墟の中、生存者を探して回る。
だが、街の中からは人の気配は全くしなかった。

誰かいないのか!

立ち込める煙が視界を遮り、すぐ近くの様子も見えない。
ふと、通り抜けた風が煙を晴らすが、崩れかけた監視塔が見えただけだった。

焼け残った家屋の中に人影を見つけて駆け寄るが、そこにはもう「人」ではなく、「物」があるだけだった。
遺体は、頭上の恐怖に怯えた姿のまま。 黒こげで男女の区別すらも付かなかった。

焼け落ちた塔











グズ…グシャ…

軽く手を触れた遺体が、脆く崩れ落ちた。
ほんの数時間前まで「人」だったそれは、今では砂で作った人形のような姿に成り果てていた。
俺たちは、暗くなるまで人の姿を探し回ったが、誰一人見つけ出すことができなかった。

「あのドラゴンが…やったのか…」

北の空へ飛び去った黒いドラゴン。 この惨状は、あいつの仕業に違いない。

何故、ドラゴンは暴れたのか。
そもそも、どうしてドラゴンなどが現れたのだろうか。
俺は怒りや恐怖よりも、「ドラゴン」という存在が気にかかっていた。

まてよ、この状況、どこかで――?


『雪の塔が崩壊し、国王がいなくなり、血が流れる時―
 世界を喰らう者は目を覚まし、運命の紡ぎ車が最後のドラゴンボーンに向けられる』



そうだ。 以前読んだ本に、そんな一節があった。
たしか、エルダースクロ-ルに書かれていた予言だっただろうか。
俺がつい先ほど出くわしたドラゴンは、世界を喰らってもおかしくないような、巨大な怪物だった。

「予言が…的中したってのか? どうなるんだ、スカイリムは…!」

崩れ落ちる焼死体

「シンさん、この人、日記を持っていましたよ」

アマメが崩れ落ちた遺体から、焼け残った日記を見つけた。
街を焼き尽くすほどの炎の中、よく残っていたものだ。

「この人は…シロディールからやってきたのか?
 何やら事件に巻き込まれて、囚人としてここにつれて来られたのか…気の毒に…」

生前に残した日記

「ん? 待てよ、この人、一度逃げ込んだ砦の中から出てきたみたいだ」

日記によると、彼はドラゴンの襲撃を知らせるために、リバーウッドを目指していたようだ。
だが、ドラゴンから逃げ切れず、ここで息絶えたらしい。
どうやら、彼のほかにも逃げ延びた者がいるようだ。

「近くの洞窟に、負傷した生存者がいるみたいだ。
 今ならまだ間に合うかもしれない。 急いで探そう!」

俺たちは、日記を頼りに生存者が逃げ込んだ洞窟を探しに出た。

近くの洞窟に生存者が?











次回予告
第13話 救出! 生存者を探して。

次回予告:救出!
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2015/10/30(金) 23:07:42|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:2
<<MOD紹介002 SkyTEST - Realistic Animals and Predators | ホーム | MOD紹介001 Potion Replacer>>

コメント

「エルバン動物寓話集」か。
メインストーリーそっちのけで寄り道がプレイスタイルだったので、初回で本を探して読み漁った記憶が蘇ります。
 こんな風に敵の情報が載っている本は、(世界観を満喫するうえでも)非常にありがたいですな。

ただし、2つほど陥りやすい落とし穴があります。
1)誤情報
「氷の魔法が奏功し、蒸気機関が冷やされたのだ。」
ロナルド・ノードセン 著 「ケメル・ゼーの廃墟 」

グレイフォックスだった前世にこれを読んでいたので、ドワーフのオートマトン対策に氷付呪の武器持って行ったら、→(氷無効)
(#`Д´)o効かねえじゃないかーーーー!!!寒冷地仕様のつもりかチクショウメー!!!

「そのかぎ爪のある手に鮮やかな赤い光が集まり始め~中略~私から生命力を奪い、また私の弱点を突いてくるようだった。」
著者不明 エルバン動物寓話集:ハグレイヴン

(;^ω^) それは吸血鬼の魔法だから違ったし、火炎爆発ばっかだったお・・・。

2)読みが浅い
「フォースウォーンがハグレイヴンを崇め守っていると聞いた~中略~周りにはその魔女たちの(以下略)。」

この1文から、ハグレイブンの住処に、地域密着レイダーと魔女の集団がもれなくセットでいるとわかります。これだけでもありがたい情報でしす。

 現状で危惧しているのは2です。ハグレイブンの対策だけ取っているようで、お付きの団体様の存在を見落としているように思えました。
 まあ、仲間が良い感じに集まってきているし、失敗談も必要ですから、そのまま頑張ってみてください。
 
それでは、"Shadow hide you."
  1. 2015/11/05(木) 11:40:39 |
  2. URL |
  3. 隠密100の放浪者 #dvQckJnQ
  4. [ 編集 ]

>隠密100の放浪者さん
いつもながら、鋭いご指摘!

書籍ネタは、知略派らしい「前進の知識を参考に」という流れにしたくて「エルバン動物寓話集」を使いました。
ところが内容を熟読すると、作中でハグレイヴンが使う魔法は火炎魔法ではなく、吸血の魔法なんですよね。
私もこれに気付いたとき「どういうことなの???」となりましたw

お察しの通り、シンくんはこの時点で「フォースウォーンがいるかも」ということを失念しています。
どこかでこの見落としに気付けるようなことがあればいいのですが、どうなることやら…。
この冒険が無事に済んだとしても、リーチ地方での旅では集団の暴力に泣くことになるかも?A;´Д`)``

今後もメインストーリーはぼちぼち進んでいきますが、ドーンガードの冒険、大型クエストMODの冒険など、様々な舞台で冒険していくことになります。
あっちこっちに進んでいくので、アルドゥインさんは相当待たされることになりそうですねw
  1. 2015/11/05(木) 13:03:45 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

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Author:シン
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