The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第23話 激突! チームワークと魔法合戦。

「いい天気…! 冒険日和ですね」

ヘルゲン砦で一夜を過ごした俺たちは、翌朝早くにオーファンロックに向けて出発した。
ハグレイヴンという強敵を相手にする以上、時間をかけたいところだが、事を急ぐ必要があったのだ。

「アマメさんは、ヘルゲンには何度か来たことがあるんですよね?
 このあたりの天気はどんな感じなんですか?」
「山の中ですからね。 急に天気が変わることが多いです。 野菜を届けにきた時に、吹雪にあったこともありました。
 天候次第では、引き返すことも考えたほうが良いと思います」

01いざ、オーファンロック!

ヘルゲン周辺は山間部に位置するため、天候が非常に変わりやすい地域だ。
晴れているうちに済ませないと、寒さで身動きが取れなくなってしまうかもしれない。

「オーファンロックは、ここからなら目と鼻の先だね。 今は…このあたりか」
「そうね。 ここから…こう進んで、ここでこっちに曲がれば、オーファンロックの目の前に出るわね」

広げた地図を眺める俺の横から手を伸ばし、メルラちゃんがオーファンロックの位置を指さした。
目指すオーファンロックは、ここから十数分の場所にある。









バリィッ!!

俺の右腕を掠めた雷撃が、腕を伝って右脚へ流れていく。
オーファンロックへと続く分かれ道に差し掛かった俺たちに、熱烈な歓迎が待っていた。

「痛てて! シビれるっ!」
「シンさん! 私が囮になります!」

雷撃を受けた右腕と電気が駆け巡った右脚が痺れてしまい、出遅れてしまった。
体勢を崩した俺に代わって、アマメが突撃する。

「…あれが『魔女』ってヤツか?」

ハグレイヴンはデイドラの邪悪な魔法を使う存在だ。
そんなハグレイヴンから魔法を学び、力を手にしようとする女性たちがいる。 それが『魔女』である。

02いきなりの歓迎

「私も行くわ。 シンくん、沙と一緒に援護をお願いね!」

アマメに続いてメルラちゃんが前に出た。
魔女は応戦するが、アマメとメルラちゃんの二人を同時に相手にできるほどの余裕はないようだ。

「たぁっ!!」

ガッ!!

素早い動きで間合いを詰めたメルラちゃんが、手にしたピッケルで一撃する。
彼女が使う『ラッキーピッケル』は、ただのピッケルではない。
触れた相手を強制的に麻痺状態にしてしまう、強力な武器なのだ。

「か…体が…!?」

ラッキーピッケルを受けた魔女の動きが止まる。

03ラッキーピッケル!

「やぁーっ!!!」

ドガァッ!!

すかさず、アマメが追撃を叩き込む。
身動きできない魔女は戦斧の直撃を受け、大きく吹き飛ばされてしまった。

「いい調子ね。 次もこんな感じでお願い!」
「任せてください! ふふ、メルラさんのピッケルってすごいですね」
「アマメの斧の腕もね。 今度、あなたにも良い斧を造ってあげるわ」

アマメとメルラちゃんが笑い合う。
対照的なイメージの二人だが、戦士としての相性はバツグンだ。

04追撃









「…よし、シビれが取れた! あんな魔法、もう喰らわないぞ!」

雷撃で痺れた手足が回復した。
満足に動けるようになったところで、俺はこの日のために修得した召喚魔法を発動する。

「…来い、『霊力の盾』!!」

ブウゥゥゥゥン…ッ

紫色の召喚光とともに、俺の左手に疑似物質の盾が現れる。
これが、オブリビオンから召喚した『霊力の盾』。 今回の冒険の切り札だ!

「これでもう、破壊魔法は怖くない!」

透き通った盾の向こうに、奥から走ってくる魔女たちが見える。

05召喚、霊力の盾!

「そんな盾がなによ! 死になッ!!」

魔女の両手から炎が巻き起こる。
左右から襲い来る紅蓮の炎が、俺の体を焼き尽くそうと眼前に迫った!

「…無駄だっ!」

普通の盾なら防ぎきれない火勢だ。 だが、霊力の盾にそんな常識は通用しない。
俺は盾を構え、炎を正面から受けた!

06魔女の炎

ゴォォォォ…

「アハハハ! 黒焦げになっちまい…なっ!?」

炎が俺の体を包み込んだのを見た魔女は高笑いするが、その表情は一気にひきつった。
魔女の炎は俺の元まで届いているが、盾の表面ですべて立ち消えているのだ。

「あ、あたしの炎が!? どうなってるのよ!?」

霊力の盾は、構えた瞬間にマジカを受け流す結界を張る。
結界に阻まれ、炎とその熱気は俺の体に全く届いていなかった。

「へへ…そんな魔法じゃ痛くも痒くもないぜ!」

霊力の盾の力は一時的なものではあるが、デイドラの秘宝として知られる『スペルブレイカー』とほぼ同等の防御力を持つ。
これさえあれば、ハグレイヴンの強力な破壊魔法に耐えうる魔法耐性を得られるのだ!

07魔法対策

「あたしたちの魔法が通じない!? そ、そんなっ!!?」

魔女たちは各々の破壊魔法で攻撃してくるが、結界を破るほどの破壊魔法を使える者はいないようだ。
鉄壁の防御で攻撃を封じる俺の後ろには、メルラちゃんとアマメが付いている。
二人は俺の盾で身を守りながら、隙を見て魔女たちに攻撃をしかけていった。

「今よアマメ!」
「はいっ!!」

ガッ! ドガッ!!

ピッケルと戦斧の連続攻撃が、また一人敵を沈めた。
しかし、一人の魔女が紙一重で攻撃をかわすと、反撃に出た!

「くっ…調子に乗って…!! うぐっ!?」

両手に冷気を巻き起こし、氷雪魔法を仕掛けようとする魔女。
だが次の瞬間、飛来した氷の矢にその体が貫かれた。 最後尾に控えていた沙のアイススパイクだ。

「させませんよ!
 アマメさん! メルラ! どんどん進んでください!」

攻撃、防御、援護を兼ねそろえた強力な布陣だ。
魔女たちは俺たちの連携に対応できず、次々と倒されていった。

08進撃

「…! これがオーファンロックか!!」

魔女たちを蹴散らしながら道を進んでいくと、左側に大岩が見えた。
岩の天辺には、怪しげな造りの櫓が見える。
あれがハグレイヴンの住処だろうか?

09オーファンロック

「この…っ! 母様には近づかせないよ!」

母様? なるほど、ここの魔女たちはハグレイヴンを『母様』と呼んでいるのか。
彼女たちもまた、一つのコミュニティーを形成し、ある意味では独自の文化を持った人たちであるともいえる。
もっとも、近づく人には誰彼構わず攻撃をしかけるような野蛮人に、容赦をする気はないが。

「やぁっ!!」
「くっ…! 先にあんたを殺してやるっ!」

魔女はアマメの戦斧をギリギリでかわすと、標的を盾を持つ俺ではなく、アマメに絞って反撃に出た。
…よく見ている! アマメの戦斧は攻撃力はあるが、その重さ故にスピードはない。 狙い目としては一番適している。
攻撃の要であるアマメを倒せば、俺たちのチームワークを崩すことができるわけだ。

10囮の前衛

だが、その行動は予測済みだ。

「(…沙! 今だ!!)」

俺はこの時、わざと大きく前に出ていた。 その目的は、最後尾の沙の攻撃が通りやすい位置に敵と味方を配置することにある。
沙が俺の視線に気付いて、魔法の詠唱を始めた。

「(…ここですね!」)

魔女はアマメに注意を向けつつ、視界に入っている俺とメルラちゃんの動きは捉えていた。
しかし、視界の外にいる沙の動きは目に入っておらず、無防備な体をさらすことになったのだ。
射線上に踏み込んだ魔女に、沙のアイススパイクが放たれる!

11本命の後衛

ザシュッ!!

アイススパイクの連射。
沙の得意魔法が、魔女を吹き飛ばした。

「沙さん! 助かりました! ありがとうございます!」
「どういたしまして!」

アマメと沙の連携もバッチリだ。

「…ハグレイヴンはどこかしら?」

そうだ。 今回の目的はハグレイヴンが持つというネトルベインを入手すること。
ハグレイヴンを見つけないことには目的は果たせない。
俺たちは周囲を見回すが、ハグレイヴンの姿はどこにもなかった。

やはり、あの櫓に…?

12直撃!

「シンくん! 危ないっ!!!」

「ッ!!?」

13飛来する火球

ドオォォォォォンッ!!!!

14大爆発!

突如、大岩から飛来した火球が、俺を飲み込んだ。











次回予告
第24話 魔女の最期! ハグレイヴンと古の魔剣。

15次回予告:魔女の最期!
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2016/01/15(金) 00:28:21|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:4
<<第24話 魔女の最期! ハグレイヴンと古の魔剣。 | ホーム | 第22話 制圧! ヘルゲン砦奪還作戦。>>

コメント

こんにちは!

スカイリムを始めたばかりの頃、ここはメッチャ苦労した記憶があります。たしかこの先に高い山があって、その反対側からテッペン登って、ひたすらイモリながら弓矢でハグを攻撃!やっと倒して山降りたら、視界の外から火炎球食らって悔しい思い出があります(>人<;)
あのころはハグレイブンってオッカネーって思ってましたよ(>人<;)

シン君は益々魔法使いとして円熟したみたいですねぇ〜
でもアマメさんたちに助けられる面があるってことは、まだ未熟な感じもして、これからが楽しみです
(≧∇≦)

三枚目のSSは思わずアップしてみたのですが、おしい!って思ってしまった(>人<;)

しかし、戦闘の描き方が上手いですねぇ〜参考にしないと(@_@)
  1. 2016/01/17(日) 17:58:32 |
  2. URL |
  3. Nadia #-
  4. [ 編集 ]

>Nadiaさん
第12話で言及していた「ハグレイヴンの強力な破壊魔法に対応する対策」の登場です。
時間はかかりましたが、やっとお披露目できました^^

シンくんは、この時点で全系列の魔法を使えるようになっていますが、まだまだ冒険者として未熟です。油断もしますし、甘さもありますね。
これから様々な冒険を経験し、いろんな人と関わっていくことで、少しずつ英雄に近づいていくと思います。ご期待ください!(・∀・。)b+

3枚目のSS…アッ! 惜しい!! カメラさん、もうちょっと右ッ!!!
メルラちゃんの衣装は本当に刺激的ですね!
胸のサイズは小さくても、詰まった夢はビッグサイズ。とてもステキなフォロワーさんです^^
彼女たちのセクシーなアクションを盛り込みつつ、かつ迫力ある戦闘をお届けできるよう、これからもカメラワークを研究しますね(主にセクシー方面に注力)。(A`*)b
  1. 2016/01/17(日) 19:47:05 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

セクシースカイリム!
胸のサイズは小さくても詰まった夢はビッグサイズ!
うまいなぁ〜🎵

本当に今後期待ですね♪( ´▽`)

ところでNadiaは、暇を見つけては同じようにRP日記書いてる人をアチコチ探索しています。
最近こんなとこ見つけました。
終始メチャクチャ笑えます(≧∇≦)
http://litsuking.blog.fc2.com
  1. 2016/01/20(水) 15:40:05 |
  2. URL |
  3. Nadia #-
  4. [ 編集 ]

>Nadiaさん
セクシースカイリム!
各所で公開中のフォロワーさんは美人さんばかりなので、その美しさに対する敬意として、フォロワーさんの魅力を余すことなくお見せしようと…w

はい。単純に私の性癖です。ゴメンナサイ。フヒヒ(・∀・)+
当ブログに登場する女性キャラは、隙あらばセクシーまたはエロス方向にクローズアップされます。
その元凶はいつでも主人公。「ラッキーならばエロも許される!」という基本方針に則り、ケイ・ニシコリも脱帽のアウトラインギリギリコースを狙い撃ちしておりますw
そんな当ブログは、フォロワーさんたちだけでなくバニラのキャラやモブキャラさえもお色気路線。
山賊との戦いでは女山賊のセクシーなお尻に注目ですヨ!
どうぞ、心行くまでお楽しみくださいwww!(゚∀゚)+


そして、ご紹介いただきましたLitsuKi.Rさんのブログ「dumb-bunny」。
闇の一党クエが(バグやシステム兼ね合いのせいで)コメディーに見えるとか、どうすればいいんだ!?
焦げトリッドも「いやぁ、良く燃えたわ。エヘヘw」とか言って復活しそうな勢い。
皇帝SATUGAI現場のボケ二人には「何があったんだ?(´・ω・`) 」「お前らが殺ったんだヨ!(; ゚Д゚)っ」とツッコみを入れたいです。皇帝涙目w
フフフ、もう…笑うしかない…。( ゚∀゚;)アハハ八八ノヽノヽノ \ / \/ \…
Nadiaさんのブログと併せて注目してみますねw


【追伸】
私の親友にして現役シナリオライター、「雨宮黄英」という野郎が、この手の「エロ寸前の健康的お色気路線」が得意だったりします。
既にいくつか著作があるので、「雨宮黄英」で検索してやってください^^

彼とは十年来の腐れ縁友であり、互いの作風に影響を与え合う仲。
当ブログの方針は彼の影響が…というのも、一つの理由かもしれませんネw(゚∀゚)アヒャ
  1. 2016/01/20(水) 20:44:41 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

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