The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第3話 出発だ! 俺の本気を見せてやる。

ツンドラの大地に風が吹く。
はるか遠くの山々が見えるほど良い天気だ。

今日は、冒険を始めるには絶好の日和だった。

城壁の外へ

「いよいよ、俺の冒険が始まるんだ…!」

少しの不安と、抑えられない好奇心。
そして、誰かに、何かに呼ばれているような…そんな感覚。
俺はついに『安全』の外へと一歩を踏み出したのだった。







今回の冒険の目的は山賊の討伐だ。
連中はホワイトランの住民や旅人たちから強盗を繰り返しており、とうとう賞金をかけられることになったようだ。
ターゲットとなる山賊の頭は、レドラン家の隠居所に潜伏しているらしい。

目的地は?

小規模山賊とのことだが、それでも素人が簡単に手を出して良い相手でない。
ましてや旅慣れているわけでもない俺などが、普通に戦って勝てる相手ではないだろう。

山賊討伐を成功させるためにも、道中で何かあってはいけない。
オオカミなどに襲われたりすれば、それだけ討伐の成功は遠のいてしまう。
事を順調に運ぶには、野獣に襲われる心配が少ない街道を進むのがベストだ。

俺はまず、西の監視塔を目指して歩き出した。

出発!

ホワイトランから小一時間。 
ここまで特にトラブルはなく、西の監視塔が目の前にまで近付いてきた。
旅は至って順調だ。

「ん? 市民か。 どこへ行くんだ?」

塔に近付いてきた俺に気付き、衛兵が声をかけてくれた。

「こんにちは。 実はレドラン家の隠居所にいる山賊の討伐に行くんです」
「山賊の討伐だって? そうか…すまんな。 できることなら、市民に危険なことをさせたくはないのだが…」

衛兵が心配そうにそういった。 本来、こういう仕事は衛兵隊の仕事だからだ。
だが、最近は山賊の討伐などは衛兵ではなく、冒険者が請け負うことがほとんどになっている。
一見、平和なホワイトランだが、それでも以前よりは治安が悪くなっているのだ。
内戦の影響は、少しずつ広がっているといえるだろう。

西の監視塔

「小規模な山賊とはいえ、仮にも賞金首を抱える山賊だ。
 迂闊なことをすれば生きては帰れないだろう。 絶対に無茶は―…」

「こっちだッ!」
「そっちに勝ち目は無いぞ!」

俺の身を案じた衛兵が注意を促そうとした時、彼の背後から騒がしい声が聞こえてきた。

「ムッ!? 何事だ?
 おい! どうした!? 何があった!?」

走り出す衛兵を追いかけると、塔の向こう側に砂煙が見えた。

「…戦いだ!!」

トラブル発生!?

街道のド真ん中で、数人の男女が争っている。
格好からして、ガラの悪い連中は山賊。 頭に独特の頭巾を被った連中は、ハンマーフェルの戦士だろう。

様子から察するに、衛兵たちの備品を盗もうと監視塔に近付いた山賊が、たまたま通りがかったハンマーフェルの戦士たちに鉢合わせた。
…といったところか。

「山猿どもめ! 我々の監視所でタタキだと!?
 ホワイトランの衛兵を舐めるな!!」

衛兵たちが弓を構え、一斉に矢を浴びせ始めた。
放たれた矢はハンマーフェルの戦士には一切当たっていないが、山賊たちには次々と命中していく。
さすがは前線を張る衛兵、的確な狙いだ。 

山賊の襲撃

「よぉし、俺だって!!」

俺は背負っていた弓を手にした。
この弓は、今回作った装備の中でも一番出来の良かったものなのだ。
見通しが良く、真っ直ぐで広い道。 矢を射るには適した地形だ。
これなら、俺でもしっかり当てていける!

「いくぞ、俺の本気を見せてやる!」

本気を見せてやる!



















「え…? あれ?」

あれ?


「俺の…出番は…?」

出番がっ!?










…山賊が思った以上に弱かったのか。
それとも、ハンマーフェルの戦士たちが強かったのか。
衛兵たちの的確な援護射撃もあってか、山賊たちはあっというまに蹴散らされてしまった。











「うーむ…残念なようで、でも安心したようで…。 複雑な気持ちだ…」

初陣はお預けとなったが、面倒に巻き込まれずに済んだのだから、良しとすべきだろう。
油断をすれば、明日は我が身。
倒れた山賊を見ながら、俺はスカイリムの厳しい一面を心に刻んだ。

「そうだ…こいつらの装備をもらっていこう」

倒れた山賊を見ているうちに、俺は自分の装備に心配が残ることを思い出した。
冒険に出るために装備を作ったわけだが、材料不足で鎧の製作を見送らざるを得なかったのだ。
結果、最低限の防御力を確保した機動力重視を選択したのだが、やはり不安があった。

『戦場において敵の投棄した物資は、我に有効な物であることを忘れるな』
どこかの兵士が言っていた言葉を、思い出した気がした。

頂いていくよ

「少し大きいかと思ったけど、案外ちょうど良いサイズだ。 それにとっても温かい!」

俺は山賊から毛皮の鎧を拝借した。 しっかりとした防御力を確保しつつも、軽量で動きやすい装備だ。
何よりとても暖かいので、かなりの防寒対策になるだろう。
思わぬ形ではあったが、幸運にも道中で装備の穴を埋めることができた。

幸先の良い旅立ちだ。
でも、レドラン家の隠居所にたどり着くまで油断は禁物。
俺は吹き抜ける冷たい風を顔に感じると、気を引き締めて歩き出した。

毛皮の鎧は温かい









次回予告
第4話 街道にて! 砦と猫と目的地。

次回予告:街道にて!

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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2015/08/28(金) 21:27:34|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:2
<<第4話 街道にて! 砦と猫と目的地。 | ホーム | 第2話 節約術! 俺は宝物って呼んでる。>>

コメント

 いつ見ても、広大で、澄み切って、少し肌寒そうなskyrimの景色が綺麗ですな。現実でも一気に冷え込んできたため、切実に毛皮の防寒具が欲しくなります。
 
 話の内容は、まさかの初戦闘ならずwww。
まあ、ハンマーフェルのレッドガードたちはノルドと肩を並べる戦闘民族だから、仕方ない。
(力のノルド、技のレッドガード)
次回を楽しみにしています。

さて、私もスタップの居ぬ間のお仕事と行きますか。
 では、"Shadow hide you."
  1. 2015/08/29(土) 10:04:11 |
  2. URL |
  3. 隠密100の放浪者 #dvQckJnQ
  4. [ 編集 ]

>隠密100の放浪者さん

冬の澄んだ空は、私も大好きです!ヾ(´∀`*)ノ
スカイリムの景色は、そんな冬の空を思い出させてくれます。

山賊vsハンマーフェル戦士&衛兵のランダム戦闘→即終了は、実際のプレイで本当にあった出来事で、援護射撃でもしてやろうと構えた瞬間、山賊が全滅していて驚きましたw
「俺の…出番は…?」の表情は、私の表情そのものだったりします。
ハンマーフェルの戦士は強いですね!

シンは無用な戦闘は避けるタイプなので、勝機が薄いと判断すれば迷わず逃げます。
弱いが故に、常に最良の一手を模索して、「知恵と勇気」で戦いを乗り越えていきます。
本格的な戦闘はもう少し先になりますが、「脳筋戦士」でも「お堅い魔術師」でもない彼の戦い方に注目してください^^
  1. 2015/08/29(土) 15:33:57 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

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