The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第4話 街道にて! 砦と猫と目的地。

「さて、先を急ごう」

毛皮の鎧はとても温かいが、それでも夜の寒さは防ぎきれない。
日が暮れる前に目的地にたどり着かなければ、山賊退治どころではなくなってしまう。
俺はレドラン家の隠居所を目指し、再び歩き出した。

アリクルの戦士たち

「(…さっき山賊と戦っていた戦士だ。 あまり近寄らない方がいいな)」

山賊を撃退したハンマーフェルの戦士たちが並んで歩いていた。
彼らは屈強な戦士だが、スカイリムの人々に友好的というわけではない。
互いに干渉しない程度に距離を置くのが無難だろう。







しばらく歩くと、グレイムーア砦の目の前までたどり着いた。
崩れかけた砦の両脇に延びる道を右に進むと、目的地のレドラン家の隠居所がある。

「あの砦にも、山賊が屯しているってウワサだったな」

俺は岩陰に身を潜めると、砦の防壁を見つめた。
辺りは静かだが、砦からは確かに人の気配がする。

グレイムーア砦






「見つけた…山賊だ。 一人や二人じゃないな…」

砦を囲むように、防壁の上を巡回する山賊たちが見えた。
幸い、こちらにはまだ気付いていないようだ。

砦に屯す山賊

「弓で応戦するか? いや、砦の中と外では、明らかに不利なのはこっちだな…」

塀の下から矢を放っても、防壁が邪魔をして満足に命中させることはできないだろう。
一方、山賊たちは防壁を利用して次々と矢を放つことができる。
応戦するのは、現実的ではない。

「魔法で迎撃するか、目晦ましにして逃げるか?
 いや、俺の魔法じゃあの距離は届かない。 目晦ましにするにも範囲が狭すぎる…。
 身を隠す場所も、この岩陰の他にはない、か…。
 さて、どうするかな…?」

砦を横切るこの道を進むだけでよかったはずが、とんだ問題に出くわしてしまった。
戦うのは自殺行為、目晦ましは不可、隠れて進むのも難しい。

「残る手は…一つか…」

隠れる場所がない…







「…今だッ!!」

俺は山賊が背を向けた瞬間に、全速力で走り出した。
戦えないのなら、あいつらに気付かれる前にこの道を走り抜けてしまえばいい。

気付かれる前に

だが、物事は思惑通りにはいかないもの。
一度は背を向けた山賊は、すぐにこちらに向き直った。

「(しまった! 気付かれる!!?)」

俺は焦った。
ところが、山賊は大きなあくびをしながら空を眺めているだけだった。
よかった、まだ気付かれていない!

「ふあぁ…暇だなぁ…。 ハチミツ酒でも飲みたいぜ…」

どうやらまだツキがあったようだ。
山賊が気を抜いている間に走り抜けてしまおう。
幸いにも装備は全て軽装。 機動力を重視した防具でよかった!

全力疾走!












「はぁ…はぁ…どうやら…気付かれずにすんだぞ…」

砦の防壁から見えない位置まで走り抜けることができた。
勝機のある戦いならまだしも、勝てる見込みの薄い戦いに積極的になる必要はない。
避けられる戦いは避けることも、生き抜くためには重要だ。

「ふぅ…。 どうにか、ここまで無事に来られたな。
 レドラン家の隠居所はもうすぐだ。 これなら山賊退治だけに全力を注げそうだ」

呼吸を整えると、俺は再び歩き出した。

無事通過…!

「ん? あれは…?」

目的地まで目と鼻の先、というところまで来たとき、一人佇むカジートと出くわした。
ふとした興味からか、俺はカジートに話しかけた。

「こんなところで何をしてるんだ?」
「ムアイクは多くを知り、いくらか語る。
 ムアイクは他の誰も知らない事をたくさん知っている。
 お前のことも知っているが、お前と友達でいるのは危険だとムアイクは聞いた」

いきなり、よくわからないが何やらとんでもないことを言われた。
…まて、今『お前のことも知っている』と言ったか?

「俺のことを知ってる? 本当か?
 俺が何者なのか、知ってるのか?」


怪しげな猫

「…知っているが、知らない。
 だが、ムアイクとお前は、どこか似たところもあると思う。
 違うといえば違うが、同じといえば同じなのだろう」

…言っていることがよくわからない。
だが、なぜか彼の言葉は、とても心にひっかかる。

「一つだけ教えてくれ。 お前の意見で構わない。
 俺は…どうすればいいと思う?」

ムアイクは少しだけ考え込んだ。
だが、すぐに立派なヒゲをピンと立たせて、再び答えてくれた。

「お前に何が起こるかは、ムアイクにもわからない。
でも、どれだけ強いかやどれだけ賢いかはムアイクにとって問題じゃない。

大事なのは何ができるかだ。

お前はそれでいいと思う」

「そうか…ありがとう。 少しだけ、わかったような気がする。
 お前の言葉、大切にさせてもらうよ」
「そうか。 ムアイクは幸運を祈る」

ムアイクはニヤっと笑うと、ゆっくりと荒野に消えていった。

不思議なヤツだったが、何やらやる気が湧いてきた。
この冒険、必ず成功させてみせる!

ムアイクは多くを知り、いくらか語る

ムアイクと別れて数分。
ついに、『レドラン家の隠居所』にたどり着いた。

「この洞窟に、賞金首がいるんだな…。 いよいよ本番ってわけだ。
ここから先は、戦闘を避けることはできない。 気を引き締めていかなくちゃな…!」

俺は軽く空を見上げると、大きく深呼吸した。

「ふぅ……よし、いくぞ!!」

俺は洞窟の入り口に備え付けられた扉を開け、ゆっくりと洞窟の中へ入っていった。

目的地に到着!









次回予告
第5話 潜入! レドラン家の隠居所。

次回予告:…潜入!

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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2015/09/04(金) 20:36:25|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:4
<<第5話 潜入! レドラン家の隠居所。 | ホーム | 第3話 出発だ! 俺の本気を見せてやる。>>

コメント

そういえばシンの種族って何だろう?
線が細くて魔法が使えるとなると、インペリアルかブレトン?

そして本編ですが、ようやく戦闘がはじまりそうですな。どんな魔法をもっているのか・・・。
最低でも「ファイアボルト」レベルの呪文は持っていると思いたい。

 まだ持って無いとは思うが、洞窟や屋内で「氷の精霊」を出したらつっかえて オワタ\(^o^)/
みたいな、初歩的なへまをしそう雰囲気なんですよね、彼。

では、"Shadow hide you."
  1. 2015/09/06(日) 15:48:33 |
  2. URL |
  3. 隠密100の放浪者 #dvQckJnQ
  4. [ 編集 ]

>隠密100の放浪者さん

シンの種族!
良いところに気付いてくださいました!
実は、彼の種族はカスタム種族「Yamato」なのです。

外見ベースはブレトンですが、魔法に関する優位性は特にありません。
実は、魔術師向きというわけではないんですw
代わりに、錬金、符呪、鍛造が軒並み高い技術者タイプの種族だったりします。
一見、戦闘に向かない種族のようですが、実は戦闘用の強力なパワーを隠し持っていたりします。

彼の魔法については…この時点では本当に「素人」です。ゴメンナサイA;´Д`)``
ですが、彼は魔法を効果的に使うので、今回の冒険でもちゃんと魔法で戦います。
失敗から学ぶ力もあるので、失敗を重ねるたびに強くなっていくことでしょう。
魔術師としての彼の成長振りにも注目していてくださいね!∑d(`・ω・´)+

  1. 2015/09/07(月) 03:51:01 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

遅ればせつつリンクのお礼に参りました。
こちらでは初めまして。

実際に一般人が冒険を始めるとしたらこんな感じなんですかねー
武器の自作や鎧の調達…ロリクステッドのエリクくんといいお友達になれそうですww

横レスですが、種族「yamato」…なのに魔法使い…
幻惑系とか変性系を極めたらninjaになれそうですね!
(´・ω・)ノシ そのときはギルドにいらっしゃいませなの♪
  1. 2015/09/07(月) 04:07:04 |
  2. URL |
  3. Khajiita #KmwKNsuU
  4. [ 編集 ]

>Khajiitaさん

いらっしゃいませ!
こちらこそ、相互リンクありがとうございました^^

一日数時間の薪割りで日銭を稼ぎ、稼いだ金は酒と宿代にして毎日昼まで寝ていたニート脳なシン。
エリクくんとは似たような立場ですが、少なくとも真面目に働き、本気で冒険者を目指していたエリクくんには不真面目過ぎて怒られてしまうのではと思っていました。(`・ω・´;)

今からでもエリクくんに顔向けできるよう、真面目になります。
本気出しますとも。多分。(・∀・)+

「Yamato」だけに、ニンニンしてみるのも悪くないですね。
これから修得していく魔法には、幻惑魔法や変性魔法も多数ありますよ!
いつか、小娘ちゃん率いるギルドに「お宝探しの依頼」などを持ちかけてみたいですね!
  1. 2015/09/08(火) 02:10:28 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

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