The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第18話 怪事件! 消えた旅人の行方を追って。

翌日、俺とフロッグはロリクステッドへと向かっていた。
小雨が降る中、森を抜ける街道を歩いていくと、目の前にツンドラの荒野が広がる。

「お、森を抜けたぞー」
「雨も止んだな。 この分なら、夕方にはロリクステッドに着きそうだ」

いつの間にか雲間から青空が見えていた。
温かな日差しが差し込み、街道を爽やかな風が吹き抜けていく。
今日はとても、気持ちのいい日だ。

01雲間から青空

「よし、この先の分かれ道のあたりで、昼飯にしようぜ。
 確か、あの辺にちょうどいい水場があったろ?」
「…あ、あそこかー。 俺、前にあの辺で殺し屋に襲われて、死にかけたんよ…」
「マジで!?」










夕日が赤く染まりだしたころ、俺たちはロリクステッドに到着した。
今回は大きなトラブルもなく、順調な旅だった。
こんな日はゆっくりと休みたいものだ。 俺たちは早速宿屋に入り、部屋を取ることにした。

「おお、あんたか。 今日はあの美人さんは一緒じゃないのかい?」
「ああ、彼女はちょっと野暮用があってね。 今は実家に帰ってるんだ。
 今はコイツと、野郎同士の二人旅だよ」
「ははは…嫁さんを怒らせるようなことでもしたのか? まぁ、せいぜい仲良くやんな」

村の宿屋『フロストフルーツ』の主人、ムラルキさんは、相変わらずのノリだ。
部屋を借りた俺たちは、買い出しに出かけることにした。

「ああ、そうだ。 村はずれに住んでる、ハイエルフの夫婦のことは知ってるかい?」
「ん? リュシアンとサーシャのことか?」
「そう、その夫婦が、あんたがまた来た時に家を訪ねてほしいって言っていたぞ。
 何でも、頼みたいことがあるんだとさ」

あの仲良し夫婦が俺に?
一体、何だろう?

02ムラルキさん

「それにしても驚いたなー。 お前もあの二人と知り合いだったとはねー」
「俺はお前が墓に入りかけたって話の方が驚いたけどな…」

フロッグは殺し屋に襲われて重傷を負った際、生死の境を彷徨ったらしい。
幸いにもこの村に住むジュアンという優秀な治癒師の手により、一命を取り留めたのだとか。
リュシアンとサーシャの二人と知り合ったのも、その事件が縁なのだそうだ。

そんなことを話しながら、リュシアンの家がある村はずれに向かった。

ガッ! ガガッ!!

「ん? 何だ?」

リュシアンの家までもう間もなくというところで、何やら騒がしい音が聞こえた。
音の方向を見ると、棍棒を構えたリュシアンの前で、若い男が膝をついている。
どうやら、誰かと剣の稽古をしているようだ。

「ん? ありゃあ…エリクか?」

03剣の稽古

「はぁ…はぁ…こ、これだけ打ち込んで…一太刀も入れられないなんて…!」

リュシアンの前で膝をつく若い男。
彼の名は、エリクというらしい。
どうやらエリクは、リュシアンに剣術を習っていたようだ。

「どうした! もう終わりか!?」
「くっ…まだまだッ!」
「よし、その意気だ!」


立ち上がったエリクは再び棍棒を構えると、気合の入った一振りをリュシアンに放った。
だが、踏み込みが甘い。 彼の一撃はリュシアンに軽々といなされてしまう。
リュシアンの剣は始めてみたが…なるほど、衛兵に頼られるだけのことはある。
その大きな体からは想像もできないほど軽やかな動きだ。

「うわっ!? く、くそぉ! もう一回だ!!」
「今のは惜しかったわ! もう少しよ! 頑張って!!」
「ワンッ!」

サーシャとセオラングがエリクを応援する。
エリクの剣はまだまだ素人のそれだが、気迫は十分にあった。

「いいぞ、少しずつだが上達している。 その調子だ!」

その不屈の闘志を受け止めたリュシアンは、その気迫に剣で応えるのだった。

04不屈の闘志

「よっ、精が出るね!」
「あっ! あなたは…」
「あら? シンくんじゃない! それにフロッグくんも!
 二人とも、いらっしゃい!!」
「こんちゃーっす!」
「おお、シン! フロッグ! なんだ、二人は知り合いだったのか?」
「ああ、ちょっと仕事を頼んでいてね。 今は旅の仲間さ。
 ところで、稽古の邪魔して悪いんだが…俺に頼みがあるんだって?」











エリクの稽古が終わったところで、俺たちはみんなで食事をすることになった。
最近、リュシアンとサーシャは宿で夕食を楽しむことが増えたらしく、常連客になっているのだそうだ。

「あなたはこの村を救った英雄よ。 本当にありがとう!」
「お前がソリチュードに向かった後、私と衛兵隊で『追いはぎ峡谷』の山賊を討伐したんだ。
 当初は厳しい作戦になると予想されていたんだが…偵察隊を全滅させられたせいで、連中はほとんど逃げ出していたんだよ。
 おかげで誰一人欠けることなく、やつらを討伐することができた。 …本当に感謝している」

以前この村の近くで、セラーナと一緒に山賊を倒したことがあった。
行く手を阻む障害を振り払ったに過ぎないことであったが、結果としてこの村の平和に大きく貢献できていたようだ。

「それにしてもすごかったなぁ…。
 実は僕、見てたんですよ。 あの夜、あなたが山賊たちを蹴散らすのを!」
「えっ!? み、見てたの?」


エリクの思わぬ発言にドキッとした。
まずい、セラーナの正体がバレたか…?

「川に水を汲みにいった時に偶然見かけたんです。
 飛んできた矢を避けたと思ったら、一瞬で間合いを詰めて一撃!…ですからね!
 お連れの美人さんも、氷の魔法で次々と山賊を蹴散らして…そりゃあもう、興奮しましたよ!」

どうやら、セラーナの正体はバレていないようだ。
まさかあの戦闘を見られていたとは…危ないところだった。

「それにしても、羨ましいです。 あなたはたっぷり、冒険をしてきたんでしょうね。
 僕はあなたみたいな冒険者になりたいんです。
 でも、父は僕には無理だと…」

なるほど、剣の稽古をしていたのはそのためか…。
彼はこの村を愛しているものの、残りの人生をこの村の中だけで過ごすことに我慢ができないと言った。
今の時代、『自由』を求めることは常に『死』と隣り合わせになることでもある。
だが、それでもなお『自由』を求める気持ちは、俺にもよくわかった。

彼は、俺と似ていた。

05あなたみたいな冒険者になりたい

「またその話をしているのか?」
「父さん…」

エリクが自身の悩みを語っていると、宿のカウンターからムラルキさんがやってきた。
このムラルキさんが、エリクの父親なのだ。

「エリク…何度も言っているように、この世界は、お前が思っているよりずっと危険なんだ。
 私と一緒に、この農場にいた方がずっと安全なんだぞ?」
「わかってるよ、父さん!
 でも…、僕は安全なんていらない。 危険なんて怖くないんだ。
 それより怖いのは…この農場しか知らないまま、人生が終わってしまうことんなんだよ!」
「エリク…」


エリクの目は真剣そのものだ。 そのことは、ムラルキさんもよくわかっているのだろう。
だが、ムラルキさんのいう事ももっともだ。 今のスカイリムは、とても危険な状況にある。
いくら気持ちが強く、真っすぐであっても、実力がなければ死ぬしかない。
現実は、ひどく残酷なのだ。

06エリクの父親

「お前は本当に…若い頃の母さんによく似ているな…。
 だが、実際どうする? 冒険者になって、何をどうするつもりなんだ? 
 第一、お前は防具の一つも持っていないじゃないか…」
「そ、それは…うう…」











「…防具があればいいのか?」
「シンさん?」


俺は親子の会話に首を突っ込んでいた。
差し出がましいとは思ったが、どうにも、エリクに手を貸さずにはいられなかったのだ。

「なんだ? 悪いがこれは私たち親子の問題だ。 口を挟まないでくれないか?」
「すまない。 大きなお世話なのはわかってるよ。 ただ、ちょっと彼のことが気になってね。
 なぁ、親父さん…。 彼が望む人生を選ばせてやるわけにはいかないか?」
「そうしたいのはやまやまだが…それが息子の死につながるかも知れないとなれば、話は別だ。
 私は、息子をみすみす死に追いやるようなことはしたくないんだよ」
「父さん…」

ムラルキさんは、本当に息子の身を案じている。
『防具の一つも持っていない』と言ったのは、せめて身を護る強固な鎧でもあれば、万一の時に命が助かるかもしれない、という思いからなのだろう。
彼自身も本当は、息子が選ぶ人生を尊重してやりたいのだ。

「こんなご時世に自由を選べるってことは、この村がそれだけ豊かな村だってことだろ?
 他所ではこうはいかないはずだ」
「そ、それは…」

もちろん、息子を心配する気持ちはよくわかる。
でも、この村で生まれ育った彼が、この村だからこその『自由』を得られないなんて、不幸なことだ。
こんな時代だからこそ自由であるべきだと、俺は言った。

「うむむ…だが、何の準備もないままでは、やはり許すわけにはいかんよ。
 せめて、防具があれば…」
「それなら…防具を作る材料ならあるよ。 それを俺が提供すると言ったら?」
「なんだって!?」


そういって、俺はバックパックから革やインゴットを取り出した。
これらは、ほとんどが山賊の装備や拾った廃品を再加工したもので、何か必要になった時に使おうと持っていたものだった。

「こ、こんなにたくさん…! い、いいんですか? シンさん!?」
「構わないよ。 売っても大したお金にはならないものばかりだしね。
 これだけあれば、剣と防具一式くらいなら十分に造れるはずだ。 これで、問題はないだろう?」
「む、むう…」

こうして、とうとうムラルキさんはエリクが冒険者になることを許したのだった。

07こんな時代だからこそ










「感謝してもしきれません。 本当にありがとうございました!」
「よかったわね、エリクくん!」
「お二人も、ありがとうごいます。 これからますます、稽古に励まないといけませんね!」
「エリクの腕は、着実に上がっているよ。 自信を持っていい。
 今後は衛兵隊の仕事を手伝ってみるのも良いかもな」

冒険者になることを許され、エリクに笑顔が戻った。
それにしても、彼ほど『冒険者』という稼業が似合わない男もいないだろう。
それほどに、彼の笑顔は優しく、純朴なものだった。

「ヨーシ! 新たな冒険者の門出だ! 今夜は飲もうじぇ!!」
「ワォン!」


次にこの村を訪れる頃には、エリクは立派な冒険者になっていることだろう。
親子の中が元通りになったことを祝って、俺たちは囁かな宴会をした。

「エリク…一つだけ約束しろ。 …絶対に死ぬな。 わかったな?」
「ああ…約束するよ。 ありがとう、父さん!」

互いを想う気持ちから、少しだけ遠ざかって見えた親子の絆。
だが、本当は遠ざかってなどおらず、ずっと互いを支え合っていたのだった。

「いい家族だな…」

父と子の強い絆を見た俺は、ほんの少し、寂しいような、悲しいような、そんな気持ちを感じていた。

08囁かな宴会

「よかったぁ。 うまくまとまったみたいですね!」

ロリクステッドに滞在している吟遊詩人、カンテレちゃんだ。
これまで、ムラルキさんとエリクの関係がぎくしゃくしていることに、彼女は気をもんでいたのだそうだ。

「ヒャッホーゥ! いい飲み仲間だ! ハチミツ酒を飲もうっ!
 …カンテレちゃ~ん! お祝いに何かでもヨロシクー!!」

「おおっ…フフフ、リクエストがあっては、吟遊詩人として黙っていられませんね…!
 わっかりました! それでは…親子の絆と、エリクさんの門出を祝って、ここで一曲ッ!!
 いいですね、エリクさん!?」
「あ、ハ、ハイ」

酔った勢いで、禁断のリクエストをしてしまったフロッグ。
その夜、カンテレちゃんのジャイアン・リサイタルは一晩続いたとか…。











「近いうちにまたこの村に来て、僕を訪ねてくださいね。 エールを飲みながら、互いの冒険譚を話しましょう!」
「ああ、必ず会いに来るよ。 お前の話、楽しみにしてるからな!」
「それではみなさん、お気をつけて!」
「ワォン!!」

翌朝、俺とフロッグは、ハイエルフの夫婦と一緒に村を旅立った。
先頭を行くセオラングが、手を振るエリクに一声吠えて応える。
朝の柔らかな日差しを感じながら、俺たちは村の北側の街道へと歩き出した。

「頼みを聞いてくれてありがとう。 お前との冒険を、楽しみにしていたんだよ」
「あなたたちと一緒に旅ができて嬉しいわ。
 でも、大丈夫? 任務の途中で、忙しかったんじゃ…?」
「大丈夫だよ。 どのみち、ドラゴン・ブリッジには行く予定だしね。 俺たちとしても、二人が同行してくれるのは助かるよ」
「ワゥー…ワン!」
「おっと、悪い。 お前も頼りにしてるよ、セオラング!」
「ワン!」

彼らの頼みとは、ドラゴン・ブリッジへの同行だった。
なんでも、捕らえた追いはぎ峡谷の山賊を問い詰めたところ、失踪事件の関与だけは一貫して否認したのだそうだ。
そこで調査が必要になり、二人は村の衛兵からの依頼で事件を調べに行くことになったらしい。

「それにしても、フロッグくんまで一緒だったのは驚いたわ。 スカイリムって、案外狭いのね!」
「お前のような腕の立つ男が一緒にいてくれると、本当に助かるよ。
 山賊の仕業でないとすると、他にどんな危険が潜んでいるのか、予想ができないからな」
「調査なら、フロッグの力はうってつけだな。 頼りにしてるぜ大将!」
「ワォーン!」
「むふふ…お、俺に任せておけ!(キリッ」

みんなに褒められたフロッグは、かなり嬉しそうだ。
だが、実際このような状況では、フロッグの力は大いに役立つ。
彼なら、ドラゴン・ブリッジに辿り着くまでの間に何かしらの手がかりを見つけてくれるだろう。

09お気をつけて!










「あれは…?」

山賊の砦跡を越えて街道を行く俺たちの前に、突如広がった凄惨な光景。
冒険者と思しき男女が血まみれになって、街道の脇で死んでいたのだ。

「なんてひどい…」
「ひぃぃ…こんなとこ、早く離れようじぇ…」

フロッグが怯えるのも仕方がないだろう。
その遺体は、全身に何本もの矢が刺さり、まるで針の山のようになっていたのだ。
殺して奪うだけなら、これほどまでに矢を打ち込む必要はない。
これは明らかに、殺しの理由に『憎悪』があった。

「(この矢は…あの時の…?)」

遺体に突き刺さっていた矢は、以前この道で見つけた不審な遺体に刺さっていた矢と同じものだった。
何らかの生物の骨か牙を用いたと思われる矢。
この殺しも、同一犯によるものだろうか…?

「フロッグ、こいつが何でできてるか、わかるか?」
「ゲッ…これって…たしか…」
「ああ、これはファルマーの仕業だな…」
「知ってるのか!? リュシアン!」

ファルマーは、ゴブリンのようにある程度の知能を持った怪物だ。
スカイリムの地下に生息しており、視覚が失われている代わりに聴覚に優れているという。
性質はきわめて攻撃的で戦闘能力も高く、人を襲い、時には攫うこともあるとされる。

「以前、ドゥーマーの遺跡で戦ったことがある。
 この矢は、『シャウラス』という大型の虫の甲殻から削り出したものだ」

二人とも、ドゥーマーの遺跡でファルマーに襲われた経験があるという。
そこで目撃した彼らが使う武器に、この矢と同じものがあったのだそうだ。

「あわわ…あいつらが、この辺りにいるってことかぁ…?」
「思ったより状況は悪そうだな…。 こいつは、調査だけじゃ済まないかも…」
「ちょ、マサカ…怪物の住処に入るとか、言わないよ…な?」

フロッグが膝をガクガクさせながら、泣きそうな顔をする。
確かに、フロッグへの依頼は人探しであって、これは完全に別件だ。
これ以上危険に巻き込むのは酷というものだが…

「ウーッ! ワン!ワン!」
「セオラング? あっ!?」


当然、セオラングが川の向こう岸を見て吠えだした。
セオラングの異常に気が付いたサーシャが向こう岸を見ると、そこにダークエルフの男の姿が見えた。

その男の体は…血まみれだった。

10ファルマーの仕業

「おい! しっかりしろ!」

俺たちが向こう岸に辿り着く前に、男はその場に倒れてしまった。
まだ息があったがかなり失血しており、危険な状態だ。

「ガフッ…! も、盲目の…が…人を…む、虫の…さに…ぐぅぅ…」
「よせ、しゃべるな!」
「仲間が……つれて…行かれたんだッ…! た、助けて…く…れ…頼…む…」

体中には無数の切り傷、刺し傷があり、一部は内臓に達していた。
俺は回復魔法で傷を塞ごうとするが、あまりにも出血がひどく、治癒が間に合わない。
懸命の治療も虚しく、彼は息絶えてしまった…。

「…どうやら彼は、俺たちと同じことを調べていたみたいだな」
「これは…?」

リュシアンが、近くに設置されていたテントから、日記を見つけた。
どうやらこのテントは、このダークエルフの男とその仲間のものらしい。
彼らはこの街道で起きている怪事件を独自に調査していた、冒険者だったようだ。

「この先に、ファルマーの住処があるのか…?」

日記よると、丘の上に続く道へ彼らは進んだようだ。
見ると、倒れたダークエルフの男が歩いたであろうその道に、点々と続く血の痕があった。

11点々と続く血の痕










「…洞窟だ!」

血の痕を追っていくと、突き当りに洞窟を見つけた。
洞窟の前には、真新しい熊の死体がある。 おそらく、洞窟に入った冒険者が倒したのだろう。

「血の痕が中に続いてる。 どうやらここで間違いないようだな」
「私たちより先に入った冒険者たちが、全滅したってことかしら…?」
「おそらくそうだろう。 …サーシャは先に帰れ。 ここは俺が行こう」
「何言ってるの! あなた一人で行かせるわけにはいかないわ! 私も一緒に行く!」
「サ、サーシャ…し、しかしだな…」

リュシアンは、サーシャを危険な目に遭わせたくないのだろう。
だが、サーシャの言う事はもっともだ。 こんな危険な場所、彼ひとりで行かせるわけにはいかない。

「…俺も行くよ」
「お、お前まで…これは俺が受けた依頼だ。 依頼を果たす義務は俺にある。 お前がそこまですることは…」
「目の前で人に死なれたんだ。 見過ごすわけにはいかないだろ?
 乗り掛かった舟だ。 最後まで付き合うよ」
「私は絶対ついていくわよ! ファルマーが相手なら、私の力は必要でしょ!」
「む、むむ…確かに…」

サーシャの押しに根負けし、リュシアンは同行を認めた。
幸いにも、俺以外の全員がファルマーと戦った経験がある。 このメンバーならかなり有利なはずだ。

「な、なぁ…俺はここで待ってるってのはダメ? っていうか、俺たち先を急いでるんじゃ…」
「悪いな。 ここは覚悟を決めてくれ。
 ああ、もちろん追加の報酬は出すぜ?」
「オブリビオンでも付き合うよ!」

こうして、俺たち全員で洞窟に入ることになった。
あまりのんびりはしていられないが…放ってはおけない。
これ以上、被害者を出さないためにも、この脅威を排除しなければ。

12洞窟だ!














次回予告
第19話 冷風ヶ淵! 光無き眼に渦巻く憎悪。

13次回予告:冷風ヶ淵!
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2016/07/10(日) 00:44:18|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:10
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コメント

仲良し夫婦+1匹の再登場! ようやく彼らと一緒に冒険ができました!ヾ(´∀`*)ノ

第15話のコメントで隠密100の放浪者さんからふって頂いた冷風ヶ淵。
ちょうど通り道だったこともあり、仲良し夫婦との共演を兼ねて前フリを回収することにしました。

当RPのリュシアンは衛兵の仕事を手伝っており、ぼちぼちの収入を得られるようになっています。
今回、彼は毛皮の鎧を身に着けていますが、これは稼いだお金で買った材料で自作したものという設定です。彼もようやく生活が安定してきたようで、何よりですw
ちなみにサーシャさんの鎧が大胆(主にオシリが♡)になっていますが…これは仕様です。ゴメンナサイ。フヒヒw

エリクがリュシアンから剣の稽古を受けるというネタは、以前から考えておりました。
冒険者の先輩であり、屈強な戦士であるリュシアンは、エリクにとって良い師匠になると思ったんです^^
彼の戦闘スタイルがリュシアンのそれに酷似していたので、能力的にも納得のいくシーンになりました。
そんなエリクとの旅も、いずれは描いていこうと思います。 どうぞお楽しみに!

さて、次回は洞窟探検害虫駆除
当ブログはリアリズムを重視するため、モロもガチも上等です。 虫嫌いなドヴァキンは閲覧注意~w
シャウラスはなかなか良い造りのクリーチャーですが、やつらが絡むと毎度グロ注意になるのが玉に瑕ですなぁ。
困ったやつらだぜ。フフーフ
  1. 2016/07/10(日) 00:49:55 |
  2. URL |
  3. シン #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

おおおお・・・ESOにすっかりハマッてて見逃しておりました
フロッグもしっかり活躍しているようで、親としてはうれしい限りですw

エリクが支援によって旅立っていく・・・。
そういえばシンくんも最初の頃はガラクタから装備を作って旅立っていったんだよな~
やっぱお前やればできるヤツだよ!
0.1から1をつくるのがどれだけ大変なことか・・・考えるだに恐ろしい!
エリクものちのちぷらっとでてきて活躍できたらいいですねぇ・・・
  1. 2016/07/11(月) 19:28:09 |
  2. URL |
  3. フロッグ #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

ここから始まるサイドクエストは無いけど存在感はあったロリクステッド。
豊かな農村としての日常と酒場から始まる冒険者たちの旅立ち、
まるでファンタジーの世界に見ているかのような雰囲気でした。(`・ω・)+ツッコミマチ


>俺はお前が墓に入りかけたって話の方が驚いたけどな…
旅トカゲ本編のネタかw

>オブリビオンでも付き合うよ!
そら、今のフロッグほどこの台詞に説得力がある人物は
タムリエルでもそうはいないでしょうねえ(; ^ω^)

そして次はファルマーの登場か。
毒と地の利を生かした、skyrim随一の知的集団wwの戦法をご覧あれ、だな

それでは、"Shadow hide you."

p.s ヒャッハー、木椅子キノコ狩ジャー!
麻痺毒ノ材料ジャー!
  1. 2016/07/11(月) 23:02:24 |
  2. URL |
  3. 隠密100の放浪者 #dvQckJnQ
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Re: フロッグ さん

フロッグは本当に良いキャラですね~^^
スカイリムはダークファンタジー。その本質は重く冷たい世界観ですが、彼がいるとそれだけで場の雰囲気が明るくなります。
ムードメーカーという言葉がよく似合う、そんな男ですね!
彼との男旅は、もうしばらく続きます。その活躍に注目してくださいね!d(>ω<*)+

エリクは、バニラキャラで一番好きなキャラの一人だったりします。
彼のモデルとなったのが、スカイリム発売の前に亡くなったTesシリーズのファンという逸話を聞いたときは、シビれましたね。
スカイリムの住人でありながら、『世界への憧れ』といったプレイヤーと似通った感情を抱く彼は、スカイリムでは異質なキャラともいえます。
そんなエリクなので、当RP的としては積極的に巻き込んでいきたいです。(*´ω`*)+

廃品回収から始まったシンくんの冒険。
そんな彼の手助けによって、新たな冒険者がまた一人、自由を探す旅に出ました。
これから先、エリクには多くの脅威、障害が襲い掛かる事でしょう。
でも、彼もきっと『英雄』と呼ばれる日が来るはずです。

その日まで、頑張れエリク!! 彼の活躍にも、注目してやってください^^
  1. 2016/07/12(火) 10:02:54 |
  2. URL |
  3. シン #JalddpaA
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Re: 隠密100の放浪者 さん

『まるでファンタジーの世界を見ているかのような雰囲気でした。』

いや、これファンタジーの世界だから!リアルでウルフリックに塩とかホントo(゚Д゚)っモムーリ!
…フゥ、失礼、思わず取り乱してしまいました。

クエストの起点ではないものの見所が多く、結構良い感じのロリクステッド。
同じ田舎村のリバーウッドなどと比べると、本当に豊かな村なんですよね^^
リュシアンがここに家を建てようと思った気持ちが、なんとなくわかります。

そんなロリクステッドでフロッグがお墓に入りかけた話は、お察しのとおり、作者様ブログの本編を受けてのネタでした^^
いつか彼と一緒に『○TBで行く、コールドハーバーの旅』でもしてみようか…いや、止めておこうか…A;´Д`)``

そして、お待たせしました冷風ヶ淵!
『街道で見かけた不審な遺体』のフラグをどこで回収しようかと考えていた矢先だったので、良いタイミングでした。
ファルマーはドーンガード編における大切なキーワードであるため、早めに遭遇させたかったんですよね^^

この先、強敵との戦いが待っていますが、こちらの戦力もまた良好なバランスのパーティ―構成です。
『skyrim随一の知的集団』vs『バランス良好冒険者チーム』のガチ勝負!
どんな展開が待っているのか、乞うご期待ですd(>ω<*)+

【追伸】
キノコ狩り行ってきますw
  1. 2016/07/12(火) 10:36:15 |
  2. URL |
  3. シン #JalddpaA
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管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2016/07/12(火) 19:43:13 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

更新いつもお疲れ様です!

おお!うちの夫婦が仲間に!リュシアンのエリクと稽古をするというシチュエーション、私も考えていましたので、実現していただいてなんだかうれしいです!(戦闘スタイルが似ているというのも、実は戦闘AIはエリクのものをリュシアンに使っているのですw)
また、そちらのリュシアンは経済状況も良くなっているようで良かったですw
それにしても、自分のキャラクターたちをこんなにも違和感なく、動かしていただいてるのを見ると、自分が書いていないのに、書かれている、というような不思議な感じです。

シンくんが、エリクに共感し、支援する場面良いですね、このあと、立派な虐殺者となった?wエリクとシン君の冒険も見てみたいです。

なにやら、ファルマー洞窟に来てしまったご一行ですが、魔法剣士のシン君に強運のフロッグさんも居れば心強いですね!シン君率いるチームでの冒険楽しみです
(自環境では見れない、セクシーなサーシャさんも楽しみですw)
  1. 2016/07/14(木) 21:37:31 |
  2. URL |
  3. kuromimi #-
  4. [ 編集 ]

Re: kuromimi さん

最近、更新が遅れ気味で申し訳ないっ><

夫妻は前回顔出しのみだったので、どこかで一種に冒険する機会を伺っておりました。
そこへ隠密師匠のコメントから冷風ヶ淵の話題が出たので、ここぞとばかりに参戦していただきました^^

追いはぎ峡谷の山賊が夫妻の前回登場時に半壊していたので、これをきっかけにファルマーとの遭遇へと自然にもっていくことができたと思います。(・∀・。)b+
このこじ付けナチュラルなフラグの回収っぷりは自画自賛しております。ムフフ

なんと『リュシアンとエリクの剣の稽古』は、作者であるkuromimiさん自身も考えていたのですね!
なるほど、AIはエリクのコピーだったのか…似ているわけだw

私はRPにフォロワーさんを迎える際、作者様の設定や人物像、世界観を可能な限り引き継ぎ、それでいて他のフォロワーさんや当RPの世界観と融合するように描いていますが、これがまた、さじ加減が難しく…ヽ(´Д`;)ノアゥアゥ...
そんな命綱ナシの綱渡りをするような試みですが、この試みにも成果があったということですね!
作者様と同じ発想をすることができ、こうして作者さまからお褒めいただけたことは、非常に光栄なことです!ヤッタゼ‼d(>ω<*)+
これからも夫妻の心をよく考えながら、kuromimiさんの思う夫妻の姿を再現していきますね^^

さて、次回は『高水準・良好バランスチーム』の冷風ヶ淵調査。
いつもよりセクシーなサーシャさんと、パーティーそれぞれの活躍をお楽しみください!∑d(`・ω・´)+

よし、サーシャさんのお尻には特に力を入れよう。(使命感)
  1. 2016/07/14(木) 23:24:21 |
  2. URL |
  3. シン #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

中継地点コメント (@°▽°@)

更新お疲れ様です~!
とりあえず2話、消化しましたので中継コメントを(´∀`)

すっかりフロッグさんがパーティーになじみ大活躍ですね!
二人の山賊を撃退するシーンなんか読んでいて爽快感がありました。
隠密を用いた戦法は彼らしさが出ていてワクワクしますヽ(●´3`)ノ

場面は変わってエリクとの会話ですが、何だろう、すごく染み入る物がありましたね。
シンくんがお金ではなく素材を渡した所も、恩着せがましくなく心からの支援という風に感じました。゚+(σ´д`。)+゚
こういう何気ない演出って大切ですね(´・ω・`)

さてさて、ゆっくりにはなりますが段々と追いついて行きたいと思います(`・ω・´)ゞ
  1. 2016/07/26(火) 19:38:02 |
  2. URL |
  3. フィロン #-
  4. [ 編集 ]

Re: フィロン さん

いつも読んでいただいてありがとうございます^^
一話辺りがちょっと長いので読むのは大変かと思いますが、じっくりゆっくり読んでくださいね!(*´ω`*)ムフーン

フロッグはとてもロアフレンドリーなキャラなので、スカイリムの地にバッチリ溶け込むのが良いですね。
その上、『チョコザイかわいい』という独特のキャラを持っているので、パーティーのムードメーカーには持ってこいなんです。
実際、彼が一緒にいるだけでコミカルな要素を出しやすく、シリアスな場面が続く時でもストーリーに一息つく場所を作ってくれるんです。まぁなんて癒し系w
一方で、隠密の腕で右に出るのもはいないというほどの腕利き盗賊という、このギャップ。彼は本当に魅力的なフォロワーだと思います^^

エリクはいろいろと親近感が湧くキャラだったので、プレイヤー的にも手助けしてやりたくなります。
お金ではなく素材を渡すことで、シンくんが旅立ちの時に行った廃品回収からの素材作り、そして装備の作成といった「最初の冒険」と似たようなことを、エリクにもやらせてみたかったんです。
冒険者の手から、次なる冒険者の手へ。その強さと勇気が繋がっていく様に思いを馳せ頂けたらと思います^^


最近は更新が遅れ気味で申し訳ないっ!
毎週、金曜日~日曜日に1話追加しておりますので、これからもぜひ、注目していただければ!(ΦωΦ)+
  1. 2016/07/27(水) 01:47:28 |
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  3. シン #JalddpaA
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