The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第5話 潜入! レドラン家の隠居所。

レドラン家の隠居所。

『レドラン』とは、スカイリムの東方にあるモロウウィンド地方の名家のこと。
どういう経緯でこの洞窟にレドランの名がついたのかは、わかっていない。

そんな立派な家名を冠した洞窟だが、今は山賊の隠れ家だ。
賞金首となった山賊の親玉は、この洞窟に潜伏している。

薄暗い洞窟

ランタンが吊るされているので真っ暗ではないが、洞窟内は薄暗い。
だが、この暗さはむしろ好都合だ。

「物音を立てないように、ゆっくり進もう。 焦っちゃダメだ」

見つからずに進めば、奇襲で先制攻撃を狙うこともできる。
俺はできるだけ灯りの傍から離れるように、ゆっくりと侵入していった。







しばらく進むと、通路が狭くなった場所に出た。
通路の向こう側から気配を感じた俺は、とっさに立ち止まって息を殺した。

「(山賊だ…! まずい、番犬が一緒にいる!)」

通路を覗き込むと、奥の空間に山賊が歩いていくのが見えた。
だが問題は、山賊よりも番犬だ。
暗闇で人の目はごまかせても、犬の嗅覚から逃れるのは困難だろう。

「(もたもたしていると、番犬に見つかってしまう…。 そうなったら危険だ…!)」

狭い通路の向こうに…!

「(よし、気付かれる前に先制攻撃だ!)」

戸惑っている暇は無い。 戦闘だ。
ここは見つかる前に一気に仕留めてしまうのが最善の手だろう。

「(これが俺の初陣だな…)」

少しだけ手が震える。 だが、失敗すれば待っているのは死だ。
俺は深く息を吸い込んで心を落ち着けると、弓を強く引き絞り、狙いを定めた。

「(これでも喰らえ!)」

初陣!




「ギャンッ!?」

放たれた鉄の矢は、番犬の眉間を貫いた。
番犬は小さな悲鳴を上げ、ゆっくりとその場に倒れこむ。

「(よし…! これですぐに見つかることはなくなった! 次は…)」

これでも喰らえ!

「何だ!? 誰かいるのか!!?」

先ほど奥へと消えていった山賊だ。
番犬の悲鳴が聞こえたのだろう、慌てて戻ってきた。

「(そうだ、異変に気付いたお前はこちらへ戻ってくる…)」

俺は再び弓を引き絞り、今度は山賊に狙いを定めた。

「(お前も喰らえ!)」

誰かいるのか!?

「ぐわっ!?」

読み通りだ。

周囲を見回そうと立ち止まった山賊は、素人の俺にとっても格好の的だった。
山賊のわき腹に鉄の矢が深々と突き刺さり、その命を奪いにかかる。

お前も喰らえ!

「…な、何だ? 何が…どうなって…ぐぅっ!?」

どうやら山賊は自分の体の異常に気付けないらしい。
人体は命に関わる損傷を受けると、強烈な痛みによるショックを防ぐために損傷から来る痛みを感じなくなる。
いわゆる『脳内麻酔』というやつだ。
山賊が受けたダメージはそれだけ重いということだ。

「何が…刺さって…? 一体誰が…どこ…!!?」

体に力が入らないのだろう、山賊はその場で膝をついた。
体勢を崩した拍子に山賊の視線がこちらに向くと、その表情がみるみる変わっていく。
やっと自分を射抜いた射手の存在に気が付いたようだ。

だが、もう遅い。

「これなら俺でも勝てるぜ」

これなら俺でも勝てる!

「ぐあぁ…」

山賊の体に2本目の矢が突き刺さり、弱々しいうめき声とともにその身が崩れ落ちる。
少しだけ騒がしくなった洞窟は、再び静寂に包まれた。

「思ったより地味な初陣になっちゃたな。 まぁ、こんなもんか」

吟遊詩人が好みそうな派手な活躍ではなかったが、初めての戦闘で複数の敵を征圧できた。
戦いの素人がやってのけたことにしては上出来だろう。

「こいつは下っ端だな。 賞金首はさらに奥か…」

洞窟の奥へ行けば行くほど、逃げることが困難になる。
ここから先は、更なる警戒が必要だ。

「地の利を活かして攻めも守りも有利にするんだ。
 俺が賞金首を討ち取るとしたら、それしかない…!」

制圧完了!

一度に複数の敵と向き合えば、それだけで大きく不利になる。
1対1の戦闘に持ち込めるように、洞窟の形状を把握しておくべきだろう。
俺は周囲を警戒しつつ、通路の幅や形状を観察した。

「ん? あれは…」

奥へと進む

「宝箱だ! こいつはラッキーだな」

洞窟の一角に板を敷いた、物置のような空間があった。
そこにはダンジョンの定番、宝箱が置かれていた。
だが、宝箱にはカギがかかってるようだ。

「こいつを作っておいてよかったぜ…!」

懐から取り出したのはロックピック。
こんなこともあろうかと、溶かした鋳造鍋を使って作っておいたのだ。

宝箱発見!

「何か役に立つものが入っていればいいなぁ…お、開いた!」

宝箱のカギは、思ったより簡単な構造だったようだ。
ピックを少しばかりいじっただけで、簡単に開けることができた。

「これは…『休息の薬』か。 お、金貨もあるな」

入っていたのはスタミナを回復させるポーションと、いくらかの金貨だった。
すぐに役立つとは言えないが、どちらも良い獲物だ。

俺は宝箱の周囲の荷物からも使えるものを取り出すと、再び洞窟の奥へと進んでいった。

休息の薬

「引退したらいつか…、自分の島を買うぞ…!」

一際狭い通路にさしかかった時、何者かの話し声が聞こえた。
声が耳に入った途端、俺は息を止めてその場に身を屈めた。

「(…いる!)」

話し声に混じって、足音も聞こえた。 
良い香りもする。 料理でもしているのだろうか?

間違いないのは、この先に山賊がいることだ。
俺は物音を立てないように、ゆっくり、じりじりと歩を進めていった。

奥から声がする…!

狭い通路の曲がり角から奥を覗くと、奥は少し広い空間になっていた。
天井は低いが、部屋になっているようだ。

「(あれは…!)」

部屋の奥で揺らめく焚き火が、一際強い威圧感を纏った人影を映し出した。

あれは…!



「(…山賊の親玉だ!)」

山賊長だ!









次回予告
第6話 勝負だ! 知恵と勇気で生き残れ。

次回予告:勝負だ!
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2015/09/11(金) 21:24:06|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:4
<<第6話 勝負だ! 知恵と勇気で生き残れ。 | ホーム | 第4話 街道にて! 砦と猫と目的地。>>

コメント

山賊長…上半身の重武装っぷりに比べて下半身がおろそか過ぎやしませんか…ww

…何はともあれ、初陣を無事に勝利で飾れましたね!おめでとうございます。
以前の初陣だ!→衛兵登場の流れを見て、もしかしてこのまま
ラッキーマン的な不戦闘ロールプレイをするのかしら?などと邪推してすみませんw

ところで…画像に映ってるスタミナポーションは何というModですか?
見たことないタイプですがいいデザインですね!
  1. 2015/09/12(土) 01:26:59 |
  2. URL |
  3. Khajiita #KmwKNsuU
  4. [ 編集 ]

>Khajiitaさん

第3話でもチラリと登場しましたが、当RPでは女性用のバニラ装備をセクシー化しておりますw
女性キャラが登場する戦闘シーンでは、主にステキなお尻にズームインすることが多くなると予想されます。ご了承ください(・∀・)+

シンの戦闘に関する向き合い方は、「コードギアス」のルルーシュのような「知略タイプ」を意識しています。
あくまでも勝利目的を達することに重点を置き、必要があるならば戦闘もする、というスタンスです。
戦闘狂や不殺縛り、各種系列の魔法特化や武器縛りなどのRPは数ありますので、その中でも特殊なタイプを目指してみようと思います!∑d(`・ω・´)+


ご質問のスタミナポーションですが、これには「Potion Replacer」というMODを使っています。
各ポーションの外観は、下記の動画で確認してみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=UM5avh2ygzc
詳しい導入方法などは近々MOD紹介の記事で公開する予定です。
今後も様々なMODが登場しますので、ある程度まとまったところで紹介していこうと思います^^
  1. 2015/09/12(土) 19:07:32 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

後ろめたい人の闇討ちに備えよう講座 弓編

うむ、ステルスショットがうまく決まりましたね。
犬を最初に狙った所も、後の山賊を2射で素早く片付けたところも良かったです。

ここで、ステルス弓のちょっとテクニックを伝授しましょう。それは、“誘導”の効果です。
これは隠密しながら弓を放つと、着弾地点に敵が不審がって向かっていく、というものです。
これをうまく利用しましょう。

例えば、
1)敵の一体だけ音に気付く位置に弓を撃ち、1人でのこのこ誘われた所でステルス弓!外の見張りなどを確実に始末していきましょう。

2)敵の後ろに撃ち、敵と自分との距離を稼ぎ、背中を見せて止まった瞬間をステルス弓!一撃で仕留められなくても次の矢を放つ時間的余裕を持ち、かつ敵と自分が1直線上に並ぶことで狙い直す必要なく、すぐに撃てる。

3)弓持ちが混じっている集団にこれまた、自分と離れた場所に撃ちこむ。すると、だいたい近接武器持ちのほうが素早く着弾地点に向かい、弓持ちが後に続く。これを利用して、弓持ちを素早くステルス弓!で始末し、距離が離れた近接武器持ちをじっくりと対処しましょう。

このように、ステルス弓の真価は敵以外のものに当てる事にあります。
もちろん、シンプルに敵の気をそらしたり、罠に誘導したりするだけでもOKです。
このテクニックは幅広く使えますので、シンくんにはぜひ使いこなしてほしいです。

それでは、"Shadow hide you."
  1. 2015/09/15(火) 22:20:40 |
  2. URL |
  3. 隠密100の放浪者 #dvQckJnQ
  4. [ 編集 ]

>隠密100の放浪者さん

“誘導”の効果。ステルス弓の真価は敵以外のものに当てる事…!
なるほど、勉強になります!メモメモ..._〆(・ω・´;)

シンの戦闘は知略戦なので、ステルスショットの成功率が作戦の要になることもあります。
標的を誘い込むテクニックを身に着ければ、作戦の成功率は格段に上がることでしょう。
この教え、しっかりと盗ませていただきます!

また一つ、冒険者としてレベルアップしたんだぜ!( ゚∀゚)=3ハフンハフン
  1. 2015/09/16(水) 00:47:12 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

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