The stray sorcerer -はぐれ魔術師冒険記-

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第8話 いただき! 山賊長の趣味とヘソクリ?

「炎に巻かれたまま反撃してくるなんてな。 すごい戦士だった…」

ついに山賊長を倒すことに成功した。 これで山賊討伐は完了だ。
かなり際どいところはあったが、戦いの素人である俺にしてみれば、大金星だろう。

お宝を頂こう

「さて、これで賞金はいただきだな。 …ついでに山賊のお宝も、もらっていこう」

スカイリムで山賊の持ち物を奪うことは『合法』だ。
冒険者が山賊討伐を買って出ることが多いのは、報酬に加えてこのような『獲物』があるためだ。





「よし、まずは宝箱からだ」

部屋の隅には大きな宝箱が置かれていた。
ご丁寧にベアトラップまで仕掛けてあるが、あまりに目立ちすぎて罠の意味をなしていない。
俺はベアトラップを蹴飛ばすと、宝箱に手をかけた。

ガチャ…

「符呪付きの防具に宝石か。 お、金貨も結構入ってる!」

思った以上の獲物だ。
討伐成功の報酬とあわせれば、500セプティムにはなるだろう。 
俺は箱の中身を次々に取り出し、背負っていたザックに収めていった。

何が入ってるかな?

「ん…? この紙切れは…?」

お宝を取り出し終えて箱を閉じようとした時、宝箱の底に敷かれた紙に目が留まった。
箱の中敷きだと思っていたのだが、どうやら何か書いてあるようだ。

「こ、こいつは…!!」

これは…!

なんと、箱の中敷きになっていた紙切れには地図が描かれていた。
間違いない、これは宝の地図だ!

「すごいな…思った以上に貯めこんでいたんだな。
 宝箱の底に敷いて隠して置いたってことは…あの山賊長のヘソクリってとこか」

報酬、お宝に加えて、隠し財産まであるとは驚いた。
小規模山賊とは言えないほどの財産を貯めこんでいたようだ。

宝の地図ゲット!

「さて、お宝と次の冒険の目的はいただいたし、後は…
 おっ、あれは…?」

他にも何かめぼしいものがないか、辺りを見回してみると、
木箱の上に一冊の本があることに気が付いた。
ところどころ傷んでいるところを見ると、何度も読み返していた本のようだ。

「ふむ、『2920 収穫の月 8巻』か…ここにあるってことは、山賊長の趣味かな?」

この本は…

パラ…

徐にページを捲ってみると、なかなか面白い本だった。
第一紀最後の年、レマン王朝が崩壊するまでの過程を群像劇で描いた歴史小説だ。

「へぇ…いい趣味してるじゃないか」

俺は本をザックに詰め、後でゆっくり読むことにした。
ふと、倒れた女山賊長に目をやる。

「山賊…か…」

山賊は手に入れた財産を使い果たしては奪い、奪っては使い果たすを繰り返すものだ。
だが、彼女は少々違ったようだ。
これだけの財産を貯めこんでいたのは、彼女にも何かの夢や目的があったのかも知れない。

帰ったらじっくり読もう!

その後、まだ手をつけていない食料やポーション、皮ひもなど、洞窟内にある使えそうなものをかき集めていった。
持ち運べる量に限度はあるが、使えるものはいただいておいた方が良い。

「ふぅ…こんなものかな?」

ザックいっぱいに獲物を詰め込み、持てるものは全て持った。
これらはきっと、次の冒険で役に立つはずだ。

使えるものはなんでも

洞窟に侵入してから、随分時間が経つ。 洞窟に到着したのが昼過ぎだから、おそらく既に月が出ている時分だろう。
長い時間緊張の中にいたためか、俺は疲労を感じていた。

「ちょっと疲れたな…。
 死体と一緒の部屋っていうのは気が進まないけど…ここで少し休んでいこう」

俺は部屋の片隅にある板を敷いた一画で、防具を脱いだ。
この一画にはベッドロールが敷かれており、山賊たちはここで寝ていたようだ。
このうちのひとつを拝借し、仮眠を取ることにした。

「う~ん…むさくるしい野郎の使ってたベッドロールだったら、ちょっと嫌だな…」

毛皮のベッドロールからは獣のニオイしかしない。
せめて、あの女山賊長が使ってたベッドロールであるようにと願いながら、俺は眠りについた。

今日はここで

「この剣、もらっていくよ」

俺は彼女の使っていた鋼鉄のシミターを腰にぶら下げた。

「それにしても、もったいないよな。
 山賊なんてしなけりゃ、こんなことにはならなかっただろうに…」

今更だが、彼女もまた、生きる術を選べなかった一人なのかもしれない。
ほんの少し運命が変わっていたなら、ただの町娘として平凡な暮らしをしていたかも知れない。
俺は女山賊長の運命を少しだけ哀れんでいた。

「あの世で会ったら…あんたの柔らかいお尻に触らせてもらうよ。
 お尻を触った俺に『どこ触ってるんだ!』なんて怒ってさ。
 戦いなんて忘れて、一緒にハチミツ酒を飲んで…。
 次にあんたが生まれ変わるときは、普通の町娘になれるように…、アーケイに祈っておくからな」

俺は彼女のお尻をポンと叩いた。
形の良いお尻には、既に温もりはなく、柔らかさも死後硬直で失われてしまっている。
失われた命が戻ることはない。 これもスカイリムの現実なのだ。
彼女の魂に九大伸の慈悲があることを祈り、俺はその場を後にした。

もらっていくよ

洞窟の入り口まで戻ってくると、入り口の扉からぼんやりと光が漏れるのが見えた。
太陽の強い光ではなく、月の優しい光だ。
結構長く眠ったつもりだったが、どうやらまだ夜明け前らしい。

「さて、帰るとするか。 バナードメアで飲むハチミツ酒が恋しくなってきたしな。」

俺は月明かりの漏れる扉を開け、洞窟を出た。

さて、帰ろうか










次回予告
第9話 寄り道! 回って寄って、逃げる朝。

次回予告:寄り道!
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テーマ:Skyrim - ジャンル:ゲーム

  1. 2015/10/02(金) 21:40:37|
  2. スカイリムRP シン
  3. | コメント:6
<<第9話 寄り道! 回って寄って、逃げる朝。 | ホーム | 第7話 決斗! 山賊長とのタイマン勝負。>>

コメント

戦利品のお宝でリュックサックをいっぱいにして帰る。これでシン君も一端の蛮ぞ・・・ゲフンゲフン、冒険者ですな。
(まだ帰っていないけどwww)

お祝いとして、一つ良いことを教えてあげましょう。
ホワイトランの礎になっている大きな岩の西側、ちょうどシン君が向かった方角の側面には小さな窪みがあります。
 そこには、怪しげな集団と馬車が停泊しており、スクゥーマやら毒薬などご禁制の品が数多くあります。おそらく密輸業者の隠れ家であり、なんとあのスタップさんが(ニコニコ動画で)一度も手を下したことが無い場所です。

 シン君、名誉と報奨金のついで、馬ないし馬車を手に入れてみてはどうですか
( ´,_ゝ`)クックック・・・

それでは、"Shadow hide you."
  1. 2015/10/07(水) 15:56:39 |
  2. URL |
  3. 隠密100の放浪者 #dvQckJnQ
  4. [ 編集 ]

>「(略)次にあんたが生まれ変わるときは、普通の町娘になれるように…、アーケイに祈っておくからな」

これ、いいなぁ・・・
ただ、敵として戦うんじゃなくて相手が人間であるということであることが分かってるからこそ
でてくる台詞だと思います。
そんな人間らしい主人公がわたしゃ大好きです!
あんたに祝福あれだ!リフテンにきたら一杯やろうじゃないか!
  1. 2015/10/07(水) 19:18:00 |
  2. URL |
  3. フロッグ #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

>隠密100の放浪者さん
生きるためなら命の限り。一瞬の油断さえ命取りのスカイリムにおいて、甘さは死を招く。

そんな厳しさをわかったつもりで、それでも『人』でいようとする。
聖騎士みたいに立派にはなれないけど、ただひたすらに『道』を歩こうと思います。(`・ω・´)+

ホワイトランの西側…ならず者が屯している「岩の窪み」ですね。
「いかれお面屋」の真下に位置する場所なので、よく存じております。
次の討伐対象は決まりましたな!(・∀・)+
「山賊ブッコロしてぇ」とボヤやいてたし、スタップさんの耳に入れないようコッソリ行かなくては…。
うっかり一緒に行ったりすると、巻き込まれ死するかもしれないA;´Д`)``
  1. 2015/10/08(木) 15:24:46 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

>フロッグさん
人間、最期を迎えれば善も悪もありませんからね。
死んだ後では、のうのうと生きることも、罪を償うこともできません。
事実上、もはや全てが『無』となった以上、善悪もまた『無』です。

私は人生を選ぶことのできない弱者の気持ちはよくわかるので、彼女に少しだけ同情してしまったんです。
その同情の分だけ、九大伸の慈悲を祈ることにしました。

それが『道』というものだと思うわけです。
これからもそんな『道』を大切にしながら、はぐれ魔術師の冒険は続きます。
  1. 2015/10/08(木) 15:43:05 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

こちらではハジメマシテ!ブログでお世話になってます(`▽´*)
シン君の冒険、着々と進んでいますね…!
スカイリム始めた頃には誰しもが通る山賊退治、お宝いっぱいで、宝の地図なんて、わくわくします。

でも一方、山賊にも人生があったのですよね…
強いものが生き残る、厳しいスカイリムで、山賊長の来世を願うシン君の人情も感じさせられるお話でした(ノω`)(シン君おしり好きだねw)
  1. 2015/10/08(木) 22:04:27 |
  2. URL |
  3. kuromimi #-
  4. [ 編集 ]

>kuromimiさん
いらっしゃいませ!こちらこそ、いつもお世話になっております(o*_ _)o

「はぐれ魔術師」ことシンの冒険はまだ始まったばかりですが、これから様々な魔法を修得していき、マルチウィザードとしての才能を開花させていきます。
魔法だけでなく武器も多用し、武器と魔法の両方を使い分けながら知略を駆使して戦う頭脳派な魔法戦士に成長していく予定です。

最初の冒険で手に入れた「宝の地図」。
思わぬ形で次の冒険が決まってしまいましたが、これはきっとアズラ様のお導きですね♪
例によって、彼の運命もまた「アズラ様も注目の運命」です。
ここスカイリムの地で様々な活躍をしていくことになりますので、どうぞご期待ください!(`・ω・´)+

最後に彼の生き方について。
スカイリムという厳しい世界で、善行だけを貫くことは不可能です。
彼はそれを理解したうえで「不条理だ、理不尽だ」とそんな世界のあり方を否定もしています。
一方で、彼は「善行に限らず、自身のために魔法を使う魔術師=ソーサラー」であり、必ずしもその行動が善行であるとは限りません。
真っ正直なド善人ではないけど、それでも『人』であり続けよう、『道』を歩こうという意思を持ち、常に自由な存在であることを大切にするのが、彼の基本理念になります。

厳しさを知りつつも甘さも併せ持つ彼が、どのように世界と向き合っていくのか。
これからの冒険で、彼の人生と運命、そして彼の存在そのものが明かされていくことになります。
お楽しみに!ヾ(´∀`*)ノ
  1. 2015/10/09(金) 18:28:11 |
  2. URL |
  3. シン #-
  4. [ 編集 ]

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